湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

ジオサイトの解説板、更新中

2020-09-24


皆さん、こんにちは。
イトケンです。

ブログの更新がすっかり途絶えてしまって申し訳ないです。

今年は4年に一度あるジオパークの再認定審査があります。
いまは現地審査の準備を進めているところで、事務局はドタバタ。

そんなドタバタの真っただ中ですが、その中でも変わったことを今日は報告したいと思います。
それは、ジオサイトにある解説板の更新です。

すでに一部ですが、解説板の内容を変更しています。
例えばこちら。

photo200924_01.jpg
写真1:小安峡大噴湯の解説板ビフォー。

photo200924_02.jpg
写真2:小安峡大噴湯の解説板アフター。

ビフォーとアフターでの違いはお分かりいただけるでしょうか。

今回の更新では各ジオサイトで「地質」、「生態」、「文化」の3つの特徴をあげて、
その特徴同士の関係がわかるように注意して製作しました。

今までの解説板でも、その関係がわかるような文章でしたが、単に説明文が書いてあるだけで、
少しわかりにくかったように思います。

そのため、今回からは特徴ごとに「テーマ色」を決め、解説板の「レイアウト」もすべて統一し、
見ている人が、どの解説板を見ても同じ流れで各ジオサイトの説明を読むことができます。

また地質的な説明に偏りがちなので、生態的な部分と人との関わり(文化)も必ず入れるようにしました。

もう一つ、更新したものをお見せします。

photo200924_03.jpg
写真3:河岸段丘ビフォー。

photo200924_04.jpg
写真4:河岸段丘アフター。名称もちょっと変更しています。

お気づきになった方もいらっしゃると思いますが、以前の解説板では英語が書かれていましたが、
今回の解説板では英語がありません。

「インバウンド、どうすんねん!!」と言われそうですが、その対策として「二次元バーコード」を利用しています。
解説板の左下にある二次元コードを携帯やスマートフォンを使って読み取ると・・・。

photo200924_06.jpg
写真5:スマートフォンを使って、二次元バーコード(大噴湯のもの)を読み込んだ画面の様子。

英語が表示されます。

非常に短い文章ではありますが、各解説板の内容を英訳して読めるようにしました。

二次元バーコードを読み取るアプリを携帯やスマートフォン、タブレットにインストールされていれば、
外国人観光客であっても解説板の内容を知ることができます。

ちなみに、この英訳された文章を読む際には携帯電波を利用しないので、お金がかかることはありませんし、
電波の届かない場所の解説板でも利用することができます。

外国人観光客の方々には面倒な部分があるかもしれませんが、今後利用状況を調査した上で、
多言語化を進めていこうかと考えています。

9月24日現在で、9カ所の解説板を変更しています。
順次変更していきますので、ぜひ新しい解説板を探して読んでみてくださいね!



イトケン

今日は「防災の日」!

2020-09-01



皆さん、こんにちは。
イトケンです。

新型コロナウイルスと熱中症、両方への心配のある夏でしたが、
皆さんは体調を崩されていないでしょうか。

先週は、秋田とは言え、すさまじい暑さでした・・・。
エアコンをガンガン使って、何とかしのぎましたが・・・。

さて、今日は「防災の日」ということで、
湯沢市内で見つけた石碑について、ご紹介したいと思います。

それはこちら。

photo200901_01.jpg
写真1:貝沼に関する出来事と、当時の人々の思いが彫り込まれています。

この石碑は湯沢市皆瀬地区にある「大山神社」にあるものです。
近くにはジオサイトの1つである「貝沼」があり、この石碑も貝沼について書かれています。

解釈として少し間違っているかもしれませんが、書かれている概要は以下のようになります。

-----------------------
①それまで大きな問題もなく灌漑用に使っていた貝沼が大正2年(1913年)に大雨による増水のため水門が破壊され、
 家屋や田畑が浸水し、甚大な被害となった。

②地元の地主さんなどが修理をするために何とかお金を工面し、貝沼の修繕工事を行った。

③ただ、貝沼があることで集落の人々は生活をすることができた。つまり、今後の集落が盛んになるのか、
 衰退するのかは貝沼の維持が良いか悪いかで決まる。そのため、そのことをしっかりと後世に伝えるため石碑を作った。
--------------------------

少し意訳も入っていますが、大きくは間違っていないと思います。

大雨が降ることで沼が氾濫し、家屋や田畑に影響を与えてしまうというのは、
全国各地に同じような言い伝えや石碑があるかと思います。

今日は防災の日ということで、身近な場所に潜む「危険性(リスク)」を再確認するのに
良い日だと思いますが、個人的に貝沼の石碑で驚いたのは、

リスクを許容している

と感じたことです。

当時の貝沼周辺の人々は、この貝沼の水を使って田畑を耕し、また日々の生活をしていたのだと思います。
その貝沼が大雨によって氾濫をしてしまった・・・。

この場合、一般的には死傷者の数や浸水した面積などを記載する物ですが、この石碑には一切でてきません。
実際に亡くなった人がいなかったのかもしれませんが、あくまで貝沼に感謝し、その維持管理を後世に伝えるという
ある意味すごく不思議な内容の石碑になっています。

リスクが存在すると分かったうえで、維持管理しながら生活をする。

いまの私たちに必要なことは、リスクが「ある」か「ない」かという単純な2択ではなく、
身の回りにあるリスクを知ったうえで、「そのリスクとどうやって共存していくか」を考えていくことなのではないでしょうか。

そんなことを100年以上前の石碑を見て感じました。

皆さんはどう思いますか??

イトケン

お盆は過ぎましたが

2020-08-20


皆さん、こんにちは。
イトケンです。

少しネタが尽きてしまい、ブログを書くのが難しくなってきました・・・。
でも、何とか思いつく限りでブログを書きますので、引き続きよろしくお願いします。

さて、お盆はすでに過ぎてしまいましたが、お盆に絡めて今日は「墓石」に注目してみたいと思います。

秋田に来てすぐの頃、お墓を見て感じたことがあります。

な、なにかいる!





ではなくて、何だかお墓が暗く感じる・・・。


いやいや、超常現象的な話ではなくて、本当にそう思いました。
そして、すぐに理由がわかります。




お墓が黒い!!



そうお墓が黒いのです。

photo200819_01.jpg
写真1:湯沢にあるお墓の例。全体的に黒目のお墓が多いですね(画像の一部を加工しています)。


たぶん地元の人からすれば、そんなの当たり前だと言われると思うのですが、
千葉生まれの自分からすると、あまり見慣れない光景です。

なぜなら、実家の近くにあるお墓はこんな感じだからです。

photo200819_02.jpg
写真2:実家近くのお墓の様子。



どうでしょうか。湯沢のお墓より白っぽく感じませんか??
そう、個人的な違和感は「墓石の色」にあったのです。


墓石として使われる石材として有名なものに「御影石」があります。
岩石的には花崗岩と呼ばれ、神戸市東灘区にある御影地区で採石されていたことに由来します。


一般的に関東から西側では白っぽい墓石が多いようです。
上記の御影地区だけではなく、広島や岡山でも広く花崗岩が取れるので石材として利用しやすい環境だったことが
白っぽい墓石が多くなった理由かもしれません。

一方、関東より北では黒っぽい墓石が多くなるようです。

この黒っぽい石は「黒御影石」と呼ばれています。
岩石としては主に斑レイ岩や閃緑岩(せんりょくがん)のことで、鉄やマグネシウムを多く含むため黒っぽく見えます。

御影石(花崗岩)と黒御影石(斑レイ岩や閃緑岩)は、色の違いはあれど、
どちらも地下深いところでゆっくりと冷えて固まった「深成岩」に区分されます。

昔、教科書でこんな表を見たことはないでしょうか。

table200819_01.jpg
表1:火成岩の分類。墓石で使われているのは、それぞれ円で囲んだあたりの岩石でしょうか。あくまで私の予想ですが・・・。



表の右に進めば進むほど、岩石中にシリカ(二酸化ケイ素、SiO2)の含有量が増えますが、
鉄やマグネシウムの量は減っていき、その岩石は白っぽくなります。

反対に表の左に進むと、シリカ量は少なくなり、鉄とマグネシム量が増えていくので
その岩石は黒っぽくなります。

ちなみに花崗岩たちの上に書いてある玄武岩、安山岩、デイサイト、流紋岩の4つの岩石は
「火山岩」と呼ばれ、地上付近で急速に冷えた固まったものです。
この火山岩もシリカ量や鉄とマグネシム量により区分されています。

とまあ、墓石も岩石的な視点で見ると違いがあることがわかっていただけたかと思いますが、
なぜ湯沢・秋田で黒っぽい墓石が多いのかはわかりません。

黒っぽい石が近くで取れやすかったというのが理由として挙げられますが、
湯沢の場合は、そんなに黒っぽい石(つまり斑レイ岩や閃緑岩)が多いわけでもありません。

むしろ神室山付近の花崗岩(御影石に近い)のほうが取りやすかったと思うのですが・・・。

地元に人に聞くと、「黒の方が高そうに(高級に)見える」と言われました。
・・・好みの問題ですかね??

どなたか理由をご存知でしたら、ぜひ教えてくださいね。

ではでは。

イトケン

大雨が止んでも注意してください!

2020-07-29


皆さん、こんにちは。
イトケンです。

ここ数日、降り続いた大雨のため秋田県と山形県では河川の氾濫が起こりました。
湯沢市内で氾濫は起こっていませんが、雨の記録を見てみると油断はできないようです。

そこで簡単にですが、過去の雨の記録と今年の記録を比較してみました。
出典はいつもの通り、気象庁のデータです。

graph200729.jpg
グラフ1:湯沢と湯の岱で今月に記録した1時間あたりの降水量(棒グラフ)と累計降水量(折れ線グラフ)

7月の降水量のデータです。
湯沢では断続的に雨が降り続いており、7月の頭には1時間に20mmを超えるような
強い雨を記録しています。

その降水量を足し合わせていったのが、累計降水量(折れ線グラフ、右軸)です。
昨日までのデータしかないので7月28日までになりますが、今の時点で累計降水量がどちらの地点も300mmを超えています。

では、それが例年と比べて多いのか少ないのか、ここ44年の平均を計算してみました。
すると・・・。

湯沢 :156.8mm
湯の岱:210.2mm


すでに今月の雨量はここ44年の平均の倍になっていることがわかります。

この後ゆざわの天気は回復傾向ではありますが、例年以上に大雨が降ったことは間違いありません。
今後しばらくは土砂災害の危険性が高くなっていると考え、身の回りに注意していただければと思います。

ではでは。


イトケン




観光案内所前を掃除しました!

2020-07-09


皆さん、こんにちは。
イトケンです。

七夕の日にジオガイドの皆さんとJR職員の皆さんとで、湯沢駅観光案内施設前の通路を掃除しました。

観光案内施設前にあるベンチの足元などが黒く汚れていて、以前から掃除をしたいねという話があったのですが、
今回ついに実施することとなりました。

ということで、掃除します!

photo200709_01.jpg
写真1:掃除します。しず小町も見守っています。



photo200709_02.jpg
写真2:せっせ、せっせと掃除。


個人的にはそんなに汚れていないな~と思っていたのですが、
泥や砂が思っていた以上にタイルにへばり付いていて驚きました。

掃除ってやっぱり大事ですね・・・。


photo200709_03.jpg
写真3:東口のメインエントランス前も掃除します。


photo200709_04.jpg
写真4:タクシーの乗降所近くも掃除、掃除。


おかげさまで綺麗になりました!
こうした活動は定期的にやっていきたいものですね。

近くにお越しの際は、ぜひきれいになった湯沢駅の東口通路をご覧になってくださいね。

最後に一言。


ガムとかゴミとかポイ捨てしないでね!(怒)


以上、イトケンでした。



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湯沢市ジオパーク推進協議会事務局

Author:湯沢市ジオパーク推進協議会事務局
世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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