湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

新しい「地図記号」が追加されました!

2019-08-15


皆さん、こんにちは。
イトケンです。

かなり日が経ってしまいましたが、新しい地図記号である「自然災害伝承碑」の続報です!

とは言っても、まだ湯沢市内のことは調べ切れていないので、その報告はまた後日・・・できればいいな・・・。

さて、本日の続報というのは、国土地理院が地理院地図に自然災害伝承碑の公開を始めたことです。
まあこれも2か月ほど前の話なので、すでに見た方もいらっしゃるとは思いますが・・・。

さあ、我らが湯沢市、そして秋田県内にはどんな伝承碑があるのかなと、調べたところ衝撃の事実が・・・。



1個もない!!



いや、待て。

自分の検知能力が悪いせいだ・・・。

もう一回、しっかりと探せば・・・・。









ない!



本当にない!!


・・・。


この近くでいうと、1975年に起きた山形県の真室川災害の伝承碑が載っていました。
また、岩手県や宮城県などの三陸沿いにも多くの伝承碑が載っています。

やはり近年に大きな災害を経験したところでは、率先して伝承碑の登録をしているようですね。

前回のブログでも書きましたが、湯沢市、そして秋田県も災害と無縁とは言えません。

事が起こってから、「石碑があるのは知っていたけど、内容は知らなかった」とならないように
日頃から災害への意識や、その土地が歩んだ歴史に思いを馳せてもらえたらと思います。

もう少し、伝承碑については調査してみますね。

詳細が分かったら、がんばってブログにあげてみます!

ではでは。

イトケン


まるごと体験 あきたのジオパーク:擬態する生き物を探せ!(なぎはる)

2019-08-14

どうも、なぎはるです。
市役所職員はみな、お盆休みだと思われ、ライブやUSJ、コミケ誘われたりしますが、
専門員は今日も今日とて通常出勤です(;^ω^)

先週の木曜日、まるごと体験『あきたのジオパーク』がアルヴェで行われました。

秋田4つのジオパークに加え、栗駒山麓GPやその他諸団体が協力し、
化石発掘や地形の模型製作などを多くの方に楽しんでいただく…というのが本イベントの趣旨です。

IMG_1185 - コピー

私は「擬態する生き物を探せ!」というブースを一人で開きました。
写真の中にいる擬態する生物を探して、タッチすると次の写真に進んでいくというものです。
クイズ方式で全十問…シンプルでわかりやすいですよね。

入れ替わり立ち替わりで人が入り(全体で150人程度)、子どもたちは熱中してクイズに挑んでいましたよ。
参加者によっては複数人でクイズに挑み、見つける速度を競い合うようなこともしていました。

イベント終了後も、「クチコミで来た、最後にやらせていただけないでしょうか」
というお子さん連れがいて、みなさんが楽しみ満足している様子がとても伝わってきました。

多くの好評を得られ、立案した私にとっては喜ばしいことなのですが。。
…それ以上にぐったりしました…\(^o^)/
荷物の運搬や運転はさておき、賑やかなところや人目に晒されるのはホント苦手だなあorz

あと、イベント開くごとに「なぎはるさん、いじめられてない?ぞんざいに扱われてない、大丈夫?」という気遣いコメントも、ちとしょんぼりします。昨年発覚した、退職金制度に関する情報(雇入通知書)に虚偽記載があったことで、専門員の待遇を疑問視する人が今になってかなり増えているんですね。私の退職金に関してはしっかり対応してもらえるので心配なさらずにね。

周りからのゆざわジオパークの評価ってそんなもんなのかなあと思うと。ちょっとね。
でも、まあ、気遣いのおかげ(?)で他のジオパークの方といろいろ喋れるしよく助けに来てくれるから、
そういった点では感謝感謝なのかもですね。特に栗駒山麓ジオパークさんには良くしてもらっていますね。

周りに迷惑がかからぬように極力一人でやろうとしても、結局、いろいろな人の考えが複雑に絡み合い、ときに縺れるから、イベントの運営(集団行動)はホント大変である。

イベント、盛りだくさん!

2019-08-09

皆さん、こんにちは。
イトケンです。

またしばらくブログの更新が途絶えてしまいました。
申し訳ないです・・・。

さて、今回は先月に関わったイベントを一気に紹介したいと思います。

●ガイド養成講座@栗駒山麓ジオパーク・・・7月13日(土)

お隣の栗駒山麓ジオパークを訪問し、「防災」について学びました。
覚えている方も多いかと思いますが、今から11年前の2008年に発生した岩手・宮城内陸地震により
栗原市では大規模な地滑りが発生しました。

当日は、栗駒山麓ジオパークのジオガイドさんである高橋郁生さんの案内で、
地すべりの現場や地震により発生した土石流に巻き込まれつつも奇跡的に助かった方
からのお話などを聞きました。

photo01_190809_20190805142012073.jpg
写真1:
地すべりについて解説するジオガイドの高橋さん。
写真中央の奥に見える土色の部分が11年前に崩れた荒砥沢(あらとざわ)の地すべり地帯

湯沢市だけではなく、秋田県内ではおよそ過去100年間、震度6弱以上を観測したこと
がありません(※1)。最大でも震度5強です。

これは「秋田県の近くでは巨大地震が発生しにくい」、のではなく
むしろ「過去100年間、偶然にも秋田県の近くでは巨大地震が起きてない」と
考えるほうが自然です。

なぜなら活断層は秋田県内にも、いくつか存在(※2)しており、残念ながら地震と無関係な土地とは
決して言えないのです。

いつどこで発生しても不思議ではない巨大地震。
ガイド受講生の皆さんも真剣な顔つきで説明を聞いていました。

photo02_190809.jpg
写真2:
栗原市消防本部の防災学習センターで地震体験もしました。

ジオパークと防災は切っても切れない関係にあるので、受講生の皆さんも
ここで得た知見を活かしたガイドさんになってくれたらうれしいですね。

●子どもゆざわ学@高松地区センター・・・7月25日(木)

久々に人前で話しながら、参加者に作業をしてもらうことをしました・・・。
 
今回実施したのは「岩石標本づくり」。

湯沢市内の子どもたちを対象とした夏休み子ども向け講座である「子どもゆざわ学」で実施しました。

ゆざわジオパークにある6種類の岩石を、標本シートに接着剤で貼り付けながら、
その岩石がどういうものか、そしてその岩石と人がどのように関わってきたのかを紹介していく
ワークショップです。

photo03_190809.jpg
写真3:
湯沢の子たちは内気かなと思っていましたが、元気よく答えてくれる場面も多かったです。

約30名の子ども達に参加してもらい、満足度が非常に高かったことは良かったですね。
でも、まだまだ改良の余地があるので、より良いものにしていきたいと思います!

●青少年のための科学の祭典@科学技術館・・・7月27日(土)、28日(日)

子どもゆざわ学で実施した標本づくりを、そのまま東京のイベントでも実施しました。

これも久々に都会の子たちの前で話しました・・・(汗)

今回は、ゆざわジオパークだけではなく、箱根ジオパークさん、栗駒山麓ジオパークさん、
島原半島ジオパークさんの4ジオパークが交代しながら実施しました。

同じ岩石標本づくりでも、それぞれのジオパークさんで違いがあるので、
それを見るのは面白かったですね!

参加者の中には全部のジオパークの標本づくりに参加する強者のご家族も・・・。

ここでも改良のヒントが得られたと思うので、徐々にではありますが、
より良い岩石標本づくりを目指したいなと思います。

photo04_190809.jpg
写真4:
科学技術館でのイベントは2日間でおよそ50名の参加者がゆざわジオパークの
岩石標本づくりを体験してくれました。

ちなみに前の職場である日本科学未来館にも少しだけですが、顔を出してきました。
夏休みが始まったため、平日でも混んでいて、後輩たちがバタバタしていました。

photo05_190809.jpg
写真5:
日本科学未来館のシンボル展示である「ジオ・コスモス」を遠くから眺めた様子。
常設展示内は平日ですが混んでいました。

このブログを読んでいる方には、ゆざわジオパークに来てほしいと常々思っていますが、
未来館にも良かったら遊びに行ってくださいね。
色々と新しい発見があるかもしれませんよ??

ただ、夏休み期間中は、ものすごく混むことだけは覚悟してください!

ではでは!

イトケン



<以下、補足>
※1・・・気象庁の「震度データベース検索」のデータを参照しました。
     ここでは1922年以降に発生した地震のデータを見ることができます。
     また、当時発行された新聞記事などを参照し、1896年に発生した「陸羽地震」や
     1914年の「秋田仙北地震」、1939年の「男鹿地震」などで秋田県内において
     震度7を観測したとする報告もあります。
     (たとえば、水田敏彦, 鏡味洋史, 「1896.8.31 陸羽地震の秋田県における被害分布に
     関する文献調査」, 2009など)

※2・・・政府の地震調査研究推進本部の「秋田県の地震活動の特徴」より。

危ない虻(なぎはる)

2019-08-08

どうも、こんばんは!
なぎはるです。

夏本番!行楽シーズンの到来です。
ゆざわジオパークのジオサイトはどこも本当に美しく、
先日行った高松では、ヒヨドリソウが咲き乱れてましたよ。

IMG_0014.jpg
↑高松から見た青空。まさに息をのむ美しさです。ヒヨドリソウは実際に行って見てくださいね笑

一方で、ゆざわではアブ(地域での名前はツナギ)がぶんぶんと飛び回っており、
対策なしに行くと痛い目に合います。

そんなツナギがどの場所でどれくらい多いのか、簡単なアブトラップを設置して見てみました。

IMG_0007_20190807224831c58.jpg
↑偶然にも女の子の写真が!ペロペロしたいですね。

新聞紙にドライアイスを包み、粘着剤がついたA4クリアファイルに入れ、
院内銀山、湯ノ又沢、泥湯、女滝沢、湯沢城址に設置しました。
アブは二酸化炭素に引きつけられるので、上記のような簡単な仕掛けでも簡単に捕えることができるんですね。

以下、わかったことです。
・ゆざわの吸血アブとしては、アカウシアブ、イヨシロオビアブ、キンイロアブが生息している。
・アカウシアブはどこにでもいる。しかし、イヨシロオビアブ、キンイロアブは一緒に生息することがほとんどない(両種は同属近縁種)。
・イヨシロオビアブは院内銀山に多くおり、キンイロアブは女滝沢で多い(湯ノ又沢では両種が低密度で生息)。
・院内銀山のアブ個体数は他と比べると群を抜いて多い。

思った以上に面白いことが多くわかりました。
詳しいことは論文を書くので読んでね( ´ ▽ ` )ノ





↓グロ注意。・゚・(ノД`)・゚・。




IMG_0006.jpg
↑アカウシアブ

IMG_0018.jpg
↑イヨシロオビアブ

IMG_0009_201908080031250f5.jpg
↑キンイロアブ

ゆざわの特定外来生物(なぎはる)

2019-08-02

どうも、なぎはるです。

みなさんは以下の花、ご存知でしょうか?
IMG_0015.jpg
オオクチバス同様、特定外来生物に指定されている「オオハンゴウソウ」という植物です。
この植物は北米原産の寒さに強い宿根性植物で、種子や植物根により繁殖することが知られています。
また、草丈が高いことに加え、目立つ舌状花をつけるので、里山景観に悪影響を及ぼすと全国的に懸念されています。

湯沢市街地で多く見かけるので、湯沢市全体ではどのような分布を示すのか?
気になって湯沢市内を巡回し調査してみました。

…結論を言いますと、最も多いところは「果樹園」の周辺でした(次いで、院内駅周辺とサイロ…ですね)
おそらくかつて使われた海外産の有機質肥料(綿屑?油粕?未熟堆肥?)の中にオオハンゴンソウの種子が混ざっていて、ゆざわへの侵入を許してしまったのだと推測されました。

また、観光栗園に隣接する鉦打沢川に沿って、生息分布していることも明らかになりました。
山谷トンネルより東ではほとんど分布していないことからもわかるとおり、オオハンゴウソウの種子や植物残渣は車のタイヤを介して広がるのではなく、川の力で広がっていると推察されます。

以上から湯沢市街地でオオハンゴウソウが多く見られるのは、湯沢市街地が鉦打沢川の扇状地にあたるためで、
観光栗園由来のオオハンゴンソウが市街地に入っていると考えられました。

大地と生物との関係性を、一つ明らかにできてよかったぜ( ´ ▽ ` )ノ
保全活動で役立てることができたらいいなと思います。

↓本日の写真、なぎはるでした。
プロフィール

湯沢市ジオパーク推進協議会事務局

Author:湯沢市ジオパーク推進協議会事務局
世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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