湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

三途川はカルデラ

2012-01-22

こんにちは

今日は三途川はカルデラだったというお話をします

幅約10km、長さ約20kmに及ぶ巨大な三途川カルデラは、次のようにしてできたと考えられています

カルデラ湖


(1)およそ700万年より前(噴火の前)
今から1500万~900万年前ごろの東北日本は、ほとんどが海の中でした。
その後、現在の奥羽山脈周辺が次第に隆起し始めて、陸地になっていきました。
そして700万年前ごろ、富士山のような成層火山が秋ノ宮(立石山)や院内(加無山)にできました。
古い地層(黒い網目の部分)はカルデラを囲むように分布しています。

(2)1回目の大噴火と軽石流(カルデラの形成)
現在の奥羽山脈周辺の各所で激しい火山噴火が起こり、三途川周辺でも複数の火口から大量の軽石が噴出し、陸地を
広く覆いました。この軽石流の地層(薄いピンクの部分)は、院内、役内川、小安や皆瀬川上流(虎毛山の北側)に
広く分布しています。大量の火山軽石が地下から噴出したため、噴火地帯が陥没し、現在の阿蘇火山のように大きな
凹の大地(カルデラ)ができました。

(3)カルデラ湖と下部の砂岩・泥岩の堆積
火山噴火でつくられたカルデラの低い所に、淡水の大きな湖が出現しました。
湖の底には周辺から砂や泥、火山灰が運ばれ積もっていきました(黄色の部分)。
静かな湖の底に周辺の樹木の葉が積もり、植物化石として保存されました。

(4)2回目の大噴火と軽石流(カルデラ湖の消滅)
再び三途川周辺で数回の大噴火が起こり、膨大な軽石流が湖や凹んだ陸地を埋め尽くしました(濃いピンクの部分)。
大量の火山軽石が地下から噴出したため、噴火地帯が再び陥没し、2回目のカルデラができました。

(5)カルデラ湖と上部の砂岩・泥岩の堆積、(6)兜山の噴火
噴火の中心付近にカルデラ湖が出現して、湖底に砂や泥、火山灰が積もり(肌色の部分)、次第に湖が小さくなって
いきました。そして第四紀の時代(180万年前~現在)に兜山、小比内山、高松岳や栗駒山(活火山)が噴火し、
広い地域の大地を火山噴出物(赤い部分)が覆いました。

三途川層

三途川渓谷では三途川層がはっきり見られるのですが
三途川層の成り立ちを知ってから三途川渓谷を眺めるとより一層感慨深いものがありますよ


以上、本日のブログは湯沢市ジオパーク推進協議会事務局のチムニーが担当しました




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Author:湯沢市ジオパーク推進協議会事務局
世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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