湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

皆瀬川の河岸段丘はどうやってできたの?

2012-01-28

皆さんこんにちは

昨日は、ジオパークフォーラム in 美の郷ゆざわも無事に終わり、今日はお仕事で東京に来ています
フォーラムでは糸魚川の市長に、大潟村長、そして湯沢市長のお三方に講演をして頂きましたとても分かりやすい講演内容で終始聞き入っておりました
私たちも仮想ジオツアーを発表させて頂きましたが、本当に緊張してしまい、棒読みになってしまった私がいます
講演会で講演する人のプロさが身に染みて分かった昨日でした

さてさて

今日は、「美の郷ゆざわジオパーク構想」にありますジオサイト候補地稲川皆瀬川の河岸段丘についてお話ししていこうと思います
まずはじめに、皆瀬川の河岸段丘について

皆瀬川の河岸段丘と扇状地は、皆瀬川の右岸(東側)によく発達しています

皆瀬川の河岸段丘
皆瀬川周辺の地形図です

河岸段丘の地質は、皆瀬川中流から上流に分布する新第三紀層を基盤とし、第四紀更新世末期から完新世の礫・砂を主とする河床堆積物からなります
また、川連から稲庭にかけての皆瀬川右岸では、後背山地から流下する沢の出口を扇頂とした扇状地が発達し、これが段丘化しています

皆瀬川の段丘面は、高いほうから中位段丘、低位段丘1、低位段丘2、低位段丘3に区分されます
中位段丘は小沢の東から皆瀬ダム上流にかけて断片的に分布します

中位段丘面の標高は、水沢付近の約240mから上流に高度を上げ、皆瀬ダム付近では約330mになります
堆積物は羽場の東で5~20cm大の円礫を含む約8mの厚さの礫層が見られます

低位段丘-1は、皆瀬川中流域を中心に最も広く分布し、羽竜付近の約120mから皆瀬ダムサイト周辺の約260mと高度を上げます構成層は厚さ3~10m、数cm~10数cmの円礫を含む砂礫層です

低位段丘-2は、鍛冶屋布付近から上流にかけて分布し、稲庭付近の約150mから羽場の約250mと急に高度を上げ、小安温泉近くの滝向付近では約300mとなります

滝ノ原付近から上流では、この段丘面を深く浸食して皆瀬川が峡谷を形成しますこの段丘面と同時代と考えられる段丘は、高松川上流にも分布しており、三ツ村付近から上流でよく観察されます

皆瀬川の河岸段丘②
写真は、段丘面が住居の高さにあることを表しているものです

段丘面の標高は三ツ村付近で約160m、中村付近で約180mと、ともにやや広い面ですが、上地付近から上流は、皆瀬川上流と同様に浸食により深い峡谷を形成しています
三途川付近では約300mで標高差40m以上の峡谷となっています
低位段丘3は、皆瀬川では皿小屋集落を乗せる標高約240mの面です

…と、ここまで、皆瀬川の低位段丘と中位段丘についてお話しさせて頂きましたが、長くなりましたので、続きはまた次回に持ち越そうと思います

今日のブログは、最近めっきり寒さに弱くなった湯沢市ジオパーク推進協議会事務局のふぢでした
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