湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

関口石

2012-05-10

こんにちは

ゴールデンウィーク前半頃の陽気はどこへやら、肌寒い湯沢市です

今週末から行われる第5回ジオパーク国際ユネスコ会議のため、
今日から当事務局より2名が長崎県島原市へ行っていますが、
向こうは天気がよさそうでちょっとうらやましい…

さて、今日は以前に少し触れた関口石について、その歴史から詳しくお話しします

関口石は、湯沢市関口で採石されていました

元和元年(1615)、大阪落城の落武者・山口幸市(真田を名乗る)という会津の者が、
良質の砂岩を発見し、これを関口石と名付けました

山口幸市が自宅で石細工を始めて製品を販売し始め、その店の名前を「山口屋」としました

最初は近所や近国からの注文を受けて製品を作っていましたが、次第に評判が高まり、
遠国からも注文が来るようになりました

そして雄物川まで運ばれた製品は、川舟で土崎湊まで送られ、
北前船などにより日本海から各地へ運搬されました

現在も関口には13軒の石材業者が軒を連ねており、関口の石材街道と呼ばれています

石材街道
関口の石材街道

関口石は比較的均一な中粒~細粒砂岩で、礫や泥をほとんど含んでいませんが、
細かい層理(ラミナ)が発達しています

ラミナに沿って剥がれたり、割れたりしやすい特徴があるため、
古い江戸時代の墓石では、表面が剥がれ落ちて刻んだ文字が欠落しています

一方、ラミナを水平にした台座などでは、風雪で細かい凸凹が形成され、
きれいな縞模様が現れます

関口石の縞模様 関口石の台座
ラミナが発達した関口石             水平の縞模様(ラミナ)がきれいな台座

関口石は、花崗岩と比較して軟らかく加工しやすい石材であることから、
炉、釜、ひき臼、記念碑、彫刻、神仏像など、様々な芸術品や墓石に利用されました

香川寺の弥勒大仏
青竜山香川寺の弥勒大仏(湯沢市で最大の石像)
水平の縞模様(ラミナ)が見られる


以上、湯沢市ジオパーク推進協議会事務局のトビウオがお伝えしました

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湯沢市ジオパーク推進協議会事務局

Author:湯沢市ジオパーク推進協議会事務局
世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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