湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

小野小町――「美」への原点回帰を目指して

2012-12-18

 みなさま、こんにちは。
 湯沢市ジオパーク推進協議会事務局のミレーです。

 突然ですが、みなさまはゆざわジオパークの「テーマ」をご存知でしょうか。
 「ん?」と思われたかたは、そのままブラウザ画面の左上をご覧ください。
 「大地が創り育てた 美の郷 ゆざわ」、これがゆざわジオパークのテーマであります。

 この「大地」とは文字通りジオ的な意味ですが、「美」とは?
 「大地」が「美」を創り育てるとは?
 事務局では今、JGNからの宿題ともなった、「大地」と「美」を結びつけるストーリー作りという大きな課題に取り組んでいます。

 そこで私はまず、湯沢市における「美」の原点を探求するべく、ある人物について真剣に調べ始めました。
 それが、「小野小町」です。

佐竹本三十六歌仙絵巻
佐竹本三十六歌仙絵巻より 「いろみえで うつろふものは よのなかの ひとのこころの はなにぞありける」
三十六歌仙に含まれる5人の女性のうち、絶世の美女とされた小野小町だけが後姿で描かれている


 秋田県湯沢市の旧雄勝町は、平安時代の歌人にして、世界三大美女の一人とも称される小野小町の生誕と終焉の地とされており、彼女の伝説にまつわる史跡はジオサイトにもなっています。湯沢市における「美」のイメージは、小野小町をその原点としているのです。
 しかし、厳密な史料批判に基づく「歴史」の視点から見ると、小野小町の生涯はなんとも怪しく、不確かなものとなってしまいます。現に、日本全国には同じように小野小町にまつわる伝説が残る地がゆうに100カ所以上もあるそうです。
 ただ、この「伝説」というのが重要なところです。「伝」説というからには、それを伝える人々の営みが脈々と続けられてきただけでなく、人々にそれを信じるに値すると思わせた『何か』があったことを示しています。
 その『何か』とは、口から口へ伝わる過程で付加されたようなものではなく、もっともっと深いところに、すなわち大地に根差したものではなかったのでしょうか。

 そしてそれこそが、「大地」と「美」を結びつける大きな要素ではないのか……
 そう思ったのです。

本二冊
旧雄勝町で出版された絵本「小野小町」と、道の駅おがちでも販売されている「小野小町のお話」


 湯沢市には地元発で出版・編纂された小野小町に関する本があります。それは小野小町の伝説が今なお生き続けている証拠でもあります。
 その伝説を紐解いて、「“なぜ”、湯沢市が小野小町の生誕と終焉の地とされ、その伝説が千年以上にも渡って生き続けてきたのか」ということを垣間見ることができれば、きっと「大地が創り育てた 美の郷 ゆざわ」に大きく寄与することと思います。


 本日のブログはミレーがお送りしました。
プロフィール

湯沢市ジオパーク推進協議会事務局

Author:湯沢市ジオパーク推進協議会事務局
世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

御訪問ありがとうございます
カレンダー
11 | 2012/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
湯沢市のお天気時計
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
検索フォーム
Yahoo!ニュース
RSSリンクの表示
QRコード
QR
都道府県別アクセス数
過去1週間の状況です

ジオターゲティング