湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

突然ですが、柱状節理って美しいですよね……

2012-12-26

こんにちはm(_ _)m

いきなりマニアックな感じのタイトルで、すみません…(汗
なんだか連日の雪で、ブログでも凍えそうな真っ白い写真が多かったので、
この辺でちょっとアツい(濃い?)記事を投下しておこうかと思います…。

湯沢市ジオパーク推進協議会事務局のお世話になって、あと数ヶ月で1年になりますが、
どうも最近、その辺の岩とか地層とかを見ていると、ワクワクするようになってきています。
これまでもネイチャードキュメンタリー番組の類は大好きだったのですが、
この頃は、注目する部分が「珍しい動物」とか「綺麗で大きな滝」などだけでなく、
「ゴツゴツした岩肌」とか「乾いた岩壁」などにも、心がときめいてしまっています。マニアック…。

そんな自分が現在、特にワクワクする岩が、柱状節理です。
(柱状節理の詳しいでき方については、先日のらんぼーさんの記事をご覧ください)

この、ダイナミックかつ繊細造形美といったら……!!(ドキドキ

きっちりかっちりした天然の幾何学的デザインですが、自然に晒されていますので、
ところどころ風化して崩れていたり、苔や草が生えていたりするあたりなんてもう…たまりません。

ゆざわジオパークにもこの美しい造形物が点在しておりますが、
そのいくつかをご紹介したいと思います…!

110615兜山DSC_1618

兜山

まずはゆざわジオパークの柱状節理代表格と言える、高松地区の兜山です!
この、堂々とした力強いたたずまい!かつてこの地で起きた激しい火山活動の産物です。
草木も生えない荒々しい断崖絶壁にはピリッとした緊張感があり、とても美しい山です。

二つ森1

二つ森2

次は、小野地区の二つ森です!
小野小町と深草少将の墳墓を思わせる、神秘的な雰囲気の溶結凝灰岩です。
兜山に比べると、しっとりと落ち着いた感じが魅力的な柱状節理ですね…。
苔がむして草木が生えていて、周囲の景色に違和感なく溶け込んでいます。
どちらかというと地質年代よりも、この露頭を小町伝説のシンボルの一つとして、
寄り添い生きてきた人の歴史に思いを馳せたくなる露頭です。

皆源柱

皆源柱アップ1

皆源柱アップ2

次は、自分が特にお気に入りの、奥小安地区皆瀬川源流域の露頭です!
この露頭はかなり深い山の奥にあるので、見に行くのが中々難しいですが、一見の価値があります。
この露頭は、柱状節理ではなく板状節理(溶岩の冷却面に対し平行に割れている)
のように見えますが、とにかく美しかったので一緒に掲載しています。
レンガでできた壁のように規則正しく割れ目が並んでいますが、気になるのはこの色合いです。
うっすらと青味がかった部分と、赤レンガのような茶色の部分が混じりあうグラデーションが、
とても美しく感じます…!彩度が高すぎて派手な感じでもなく、かと言って地味すぎず…良い色合いですな!
これは一体、何由来の色なんでしょうね…?
この露頭は現在調査中のものなので、詳細が明かされるのが待ち遠しいです。

秋ノ宮柱1

秋ノ宮柱2

最後にご紹介するのが、秋ノ宮地区の岳山採石場の露頭です!
この露頭は何と言っても、圧倒的な迫力が魅力です!!
稼働中の採石場ですので、通常は立ち入りできないのが残念ですが…。
兜山も、こんな具合に山全体かその大部分が柱状節理のようですが、それとはまた違った魅力があります。
大規模な露頭ですが、柱状節理そのものは大変緻密で丁寧な(?)造りになっています。
兜山はどっしりと構えた「静」のイメージ(大雑把な柱状節理がかえって美しい)ですが、
この露頭は、今にも溶岩流が復活してドバッと流れ出してしまいそうな、「動」のイメージです。
兜山も渋くて良いですが、こちらもなんだか勢いがある感じの柱状節理で実に良いですなぁー…!
(二枚目の写真の構図が、柱状節理が流れ落ちる滝のように見えて大変気に入っています)
自分はこの地区の調査に同行していないのですが、今後チャンスがあれば是非実際に見てみたいです…!

ついついヒートアップしてしまいましたが…、湯沢の色んな柱状節理(板状節理)、いかがでしょうか?
悠久の時間をかけて、大地が創り上げた造形美ということを考えると、ロマンを感じます。

ゆざわジオパークのテーマに関して、よく「美」についての話題が上がりますが、
見る人がそれを美しいと感じるかどうかというその当人の感受性も、
重要な点の一つなのではないかと思います。
美しいものでも、美しいと感じるマニアックなハートがなければ、
見逃してしまうこともあるのかもしれません。

逆に言うと、大して美しくなさそうなものでも、見ようによっては美しく…なるのかも……。

その辺に見える地層とか石ころでも、そのディテールを目を凝らしてじっっくり見ていると、
段々…何となく……美しく思えてくる………のではないでしょうか。
(マイロナイトなんて宝石級に美しいんですよ…あの、ゴツゴツでシマシマな模様が…うーむ、たまらん……)

この問答無用で積もっていく雪も、(写真とか映像で見る分には)とても美しいですし、
犬っこまつりしがっこまつりなどは、雪国特有の美しいジオイベントです。

ゆざわジオパークを入館料無料の青空美術館だと思って日々を過ごすことができれば、
それだけですごく豊かな生活が送れるような気がします。

明日から始まるジオガイド養成講座【初級の部】に向けて色々と予習中の、
湯沢市ジオパーク推進協議会事務局のふらっとがお伝えしましたm(_ _)m
プロフィール

湯沢市ジオパーク推進協議会事務局

Author:湯沢市ジオパーク推進協議会事務局
世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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