はぎ取り標本の洗浄
2013-04-10
本日は天気も悪くかなり寒いですが、昨日は非常によく晴れたので、昨年雪が降る前に、山田地区の松田組採石場ではぎ取って保管していた標本(学術調査(山田) 参照)の洗浄作業を行いました。場所は高松地区センター(旧高松小学校)です。
タテ5m、ヨコ2mとかなり大きなサイズなため、男3人がかりでなんとか外まで運び出し、水をかけながらブラシで表面をこすり、細かな砂や泥を丹念に落としていきました。

端っこから地層に並行に落していき、なるべく標本を壊さないように慎重に進めましたが、樹脂がかなり強く接着していたおかげで、地層の構造を大きく壊すことなく進められました。
はじめのうちは、水をかけても赤い砂や泥で水がすぐに濁ってしまい、「いつまで濁り続けるんだよ」と思いましたが、何度か繰り返し往復しているうちにだんだん濁らなくなり、ほとんど透明になったところで洗浄作業は終了しました。

最初は全体にピンク色がかかって、地層の縞模様もはっきりと見えませんでしたが、洗うとすっかりきれいになり、本来の輝きを取り戻しました!!


実際の地質調査でも、表面の風化した部分を“ねじり鎌”という道具を使って削ぎ落とし、地層本来の構造や色調などの特徴を観察しやすくすることがあります。
いまは高松地区センターで乾燥していますが、乾いたら、表面をラッカーでコーティングします。
これから展示の仕方や観察できる地層の解説を工夫していきますが、迫力があって見た人の心に残るような展示にできたらと良いな、と考えています。
みなさん期待していてください!
本日はどらごんがお伝えしました。
タテ5m、ヨコ2mとかなり大きなサイズなため、男3人がかりでなんとか外まで運び出し、水をかけながらブラシで表面をこすり、細かな砂や泥を丹念に落としていきました。

端っこから地層に並行に落していき、なるべく標本を壊さないように慎重に進めましたが、樹脂がかなり強く接着していたおかげで、地層の構造を大きく壊すことなく進められました。
はじめのうちは、水をかけても赤い砂や泥で水がすぐに濁ってしまい、「いつまで濁り続けるんだよ」と思いましたが、何度か繰り返し往復しているうちにだんだん濁らなくなり、ほとんど透明になったところで洗浄作業は終了しました。

最初は全体にピンク色がかかって、地層の縞模様もはっきりと見えませんでしたが、洗うとすっかりきれいになり、本来の輝きを取り戻しました!!


実際の地質調査でも、表面の風化した部分を“ねじり鎌”という道具を使って削ぎ落とし、地層本来の構造や色調などの特徴を観察しやすくすることがあります。
いまは高松地区センターで乾燥していますが、乾いたら、表面をラッカーでコーティングします。
これから展示の仕方や観察できる地層の解説を工夫していきますが、迫力があって見た人の心に残るような展示にできたらと良いな、と考えています。
みなさん期待していてください!
本日はどらごんがお伝えしました。