湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

力水の水質の由来は??

2013-05-23

こんにちは! どらごんです。
いよいよ山には緑が濃くなってきて、徐々に外へ出かけられるようになってきました! この前の休日に市役所から最も近いジオサイトのひとつである、“力水”を訪ねてきました。

力水については、このブログでも何度となくとり挙げられていますが、改めて、ジオの視点からみてみようと思います。

まず、「新・名水を科学する -水質データからみた環境-」(日本地下水学会編 2009年)という本を湯沢市立図書館で借りて、読んでみました。

秋田県内の名水が紹介されており、

地図1

湯沢市には、主な河川沿いやその上流地域に名水が湧出していることがわかります。

また、水質を見てみると、

水質データ1

力水には、Na + K といったアルカリ金属元素の割合が多いことがわかります。

「なぜ Na(ナトリウム)や K(カリウム)といった元素(水に溶けているので、イオンの形で存在していると思われます)が多いのか??」

素人ながら、この理由を考えています。納得のいく答えはまだ出せていませんが、ちょっと思いついたことを紹介します。

力水の湧き出している周辺には、(推定)断層が走っており、すぐ東には珪長質火山岩類が分布していて、小高い山をつくっています。

ここで、“珪長質”という聞き慣れない言葉が出てきますが、珪長質な岩石の「珪長」というのは、「珪」はケイ酸(SiO2)で、鉱物でいうと石英(水晶)、「長」は長石(ちょうせき)のことです。

つまり、
岩石の成分のなかで、SiO2 ケイ(珪)酸分がより多い岩石のことです。これが多いと、一般的には見た目が白っぽくなります。花こう岩や流紋岩が具体例です。


脱線しましたが、

では、Na や K の量はどうか? というと、おおまかにみて、 SiO2 の割合が増えるほど、これら Na や K の割合も増加します(もちろん例外もありますが...)。

珪長質な火山岩には Na や K も多く含まれている可能性があります。

これらをちゃんと証明するには、まず実際に調べてみないとわかりませんが、こんなふうに想像することができます。

こう考えると、力水の Na や K といった元素の割合が高いことは、火山岩に含まれている成分によるのではないか??

と予想を立てることができます。

今はここまでしか予想できませんが、今後もしかしたら、力水の“力”の秘密を科学的に理解することもできるかもしれません。笑


図1
図2
プロフィール

湯沢市ジオパーク推進協議会事務局

Author:湯沢市ジオパーク推進協議会事務局
世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

御訪問ありがとうございます
カレンダー
04 | 2013/05 | 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
湯沢市のお天気時計
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
検索フォーム
Yahoo!ニュース
RSSリンクの表示
QRコード
QR
都道府県別アクセス数
過去1週間の状況です

ジオターゲティング