湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

川原の石は??

2013-07-03

みなさんこんにちは! どらごんです! 

先週、ある熱心なジオガイドの方から電話があり、こんな質問を受けました。

「あのさ~、釣りきち三平のロケ現場の川原の石なんだけどさ、何岩(なにがん)だかわかるかなあ?」

「神室の花崗岩系か、虎毛山の凝灰岩のどっちかだと思うんだけどさぁ~、今度調べてよ~」

と。

ここへは行ったことがなかったので、この時は答えることができず、後日調べてお答えしますと告げました。


そこで、ちょうど秋の宮の「目覚めの清水」をくみに行く用事があり、ついでに川原の様子を調べてきました。

図1

映画のロケ現場は、役内川と大役内川がちょうど合流した下手の辺りです。

図2

橋の上から川の様子を見ると、平な河床と、1m ほどの巨礫が目立ちます。川の流れはおだやかで、瀬も無く、あまり深く無いように感じます。


まだまだ時間もあったので、
土手から川原に下りて、どんな石が分布しているのか見てみることにしました。

図3

上流ということもあり、川原には小石はほとんどありません。ほとんどがこぶし大や頭大くらいのサイズのもので、大きいものは 1m を越えるようなものまであります。

肝心の、石の種類は?というと、

・神室山系(神室山を中心に、南西に広く分布している)の花崗岩や花崗閃緑岩などの深成岩
・虎毛山層(おもに川の北東に分布)の凝灰岩、凝灰角礫岩などの火山岩

はよく目につきました。橋の下に転がっている巨礫のほとんど(観察したのは5つほどですが)は虎毛山層に由来する火山岩類のようでした。

ただし、川底(河床)をつくっている石はどうやらこれらとは違うようでした。

図4

川底の様子は、平坦で表面は軟らかく、ラミナや堆積構造がよく見える堆積岩です。中には、風化した軽石や火山灰も含まれているようで、粒の大きさの変化がかなり激しいです。

図5

級化構造もきれいに観察できます。

これらの特徴から、ゆざわに来て、これまでの二か月間にぼくが見たり聞いたりしている岩石のなかで考えると、

「三途川層の岩石に似ているかな?」 という印象を受けました。

もちろん、確かなことを言うには、ちゃんと調査をしなければいけませんので、来週辺りにでももう一度行く必要がありますが。

とにかく、河床の石は、「神室山系の花崗岩では無い」ことははっきりしました。

虎毛山層の凝灰岩と三途川層の凝灰岩は、ぼくはまだしっかりと区別がつけられないので、今後調べることになります。

今回は、ガイドさんからの質問で、このような成り行きになりましたが、今後さらに色々な方からの質問や提案が活発になってくるだろうと思います。

これからも、「距離の近い」推進室でいられるように、いろんな活動をおこなっていきたいと思います。

みなさんもわからないことや知りたいことがあれば、ぜひ、ぼくたちと一緒に探って行きましょう!!
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世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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