湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

「これは、伝承です」/「小町伝承観光ガイド養成講座」受講レポート①

2013-08-15

こんにちは。湯沢市ジオパーク推進協議会事務局のかわべぇです。
ぬくい

ただいまの気温31度、湿度は60パーセント後半。非常に暑いです。
とはいえ、連日の報道など耳にしてみますと、関東よりはかなり涼しいようですが……。

でも、事務所のあちらこちらから「ぬくい」(「暑い」の意)という声がもれます。
何なら、十分に一回ぐらい聞こえる気がします。

そんな環境で、19日の資料なんぞ作っております。演題が「観光資源としての温泉」ということで、日本の観光の歴史、温泉の歴史なんぞまとめている最中です。以前にまとめたものやその際に使用した資料、それに新しい資料を加えてまとめ直しております。

それはともかく、本日は「小町伝承観光ガイド養成講座」のレポートを行いたいと思います。
先日の日曜日、わたしは雄勝文化会館に向かいました。第一回の講座を受講するためです。
募集は市の広報を通じて行っていました。そこには「高校生と一緒に学ぶ」という文字が……どんな雰囲気なんでしょうか?

到着したのが開始時間ぎりぎりでしたので、すぐに講座がはじまりました。
講師は、雄勝観光ガイドの会のガイドさんがお二人。最初に登壇されたのは、Kさんです。
Kさんは、ジオガイドとしても活動されている方です。
Kさんは、雄勝小野に伝わる小町伝承の概要について、お話くださいました。
参加されている方のようすを見ますと、とても真剣に聴いているようです。
講座のようす

ちなみに、写真左側に座ってらっしゃるのが、雄勝高校の学生さんです。
参加者のなかには、ジオガイド養成講座にも参加していただいている方も数名いらっしゃいました。
また、FMゆーとぴあのパーソナリティの方も、取材を兼ねていらっしゃっていました。

小町の出生から生誕までの伝承がある土地は少ないそうで、Kさんがガイドする時には、必ず小町の痕跡を追いかけるようにガイドをするそうです。

Kさんのお話のなかで興味深かったのは、「これは、あくまで伝承です」という言葉です。
伝承であるから、史実ではないし、また語る人によって内容が少しずつ異なる……そんなお話でした。

ドイツ民俗学者、ヘルマン・バウジンガーが現代の伝承の特徴を、次のように指摘しています。

アカデミズムの民俗学者だけでなく、民衆(常民)の成員もまた、部分的には伝承を伝承として理解している

(ヘルマン・バウジンガー(2001)『科学技術世界のなかの民俗文化』河野眞(訳)愛知大学国際コミュニケーション学会,181p.)

Kさんは、バウジンガーのいうように、伝承を伝承として理解していました。
小野小町に限らずさまざまな伝説は、一応、実際にあったハナシとして語り継がれてきました。
伝説は、「昔むかし、あるところに……」というものではなく、「いつ、どこで」が比較的はっきりしたものです。史実ではないけれど、作り話でもない。ある程度、本当らしいハナシ。それは、まさに口承による「歴史」だったのでしょう。

ですが、現代では――少なくとも、今回のガイド養成講座においては――小野小町のハナシは「歴史」ではありませんでした。「歴史」ではなく、何かほかのモノとして、私たち受講者に伝えられました。

それは……なんと呼べばいいのでしょうか。
従来どおりに「伝説」と呼んでみても、なんだか腑に落ちない。そう思うのです。

……と、そんなわけで、わたしにとっては非常に興味深い講座でした。全4回の講座なので、次回以降も楽しみです! 受講の際には、またレポートしたいと思います。
あいかわらず話がとっちらかっている、事務局のかわべぇがお送りいたしました。
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湯沢市ジオパーク推進協議会事務局

Author:湯沢市ジオパーク推進協議会事務局
世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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