湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

「伝承」の力

2013-10-08

こんにちは。湯沢市ジオパーク推進協議会事務局のかわべぇです。
先日、週末にお休みがあったので、田沢湖に遊びに行く……つもりだったのですが、行ってみたら角館でした。笑

遊びにいったのは、「たざわこ芸術村」という施設です。
「わらび座」という劇場を中心に、温泉などの施設が集まった総合的なレジャー施設です。
秋田の偉人などをテーマにした劇を数多く行っているため、秋田県内の方はご存じなのかもしれません。、
ちなみに、現在は「小野小町」を主人公にしたミュージカルを行っています。

で、何をしにいったのかというと……
「東北まちづくりオフサイトミーティングたざわこ勉強会」なるものに参加してきました。(詳しくはコチラを)

秋田県仙北市のささら舞宮城県女川町の獅子舞が見られるというのが、参加した理由です。

仙北からは広久内ささら舞に長い間かかわっていた方がきておりました。
こちらは今回の企画立案者との対談形式で進められました。

湯沢市三関のささら舞
と同様、小学校の授業等で取り上げられているそうです。
そのため、伝承者は20代から60代までと幅広く、話を聞く限りでは、技術の伝承も
上手く行われているようでした。

ただし、少子化と過疎化は確実に進んでおり、今後は伝承者に女性を入れるなどの対策を考えているそうです。

女川町からは、竹野浦獅子保存会たげなガールズの方がいらっしゃっておりました。
「たげなガールズ」は、竹野浦獅子を伝承する女性で組織されたグループだそうです。
女川町竹野浦地域は、東日本大震災の折、津波に襲われました。
その際に、避難先として選んだのが、秋田県仙北市だったそうです。
避難にあたっては、二箇所の場所が提示されましたが、地域の住民がそろって移住できるのは、
仙北だったとのこと。
「コミュニティの維持」、それを最優先にした結果です。
女川町といえば海のまち。そんな海に生きる人たちが、山のなかの仙北に移ることには葛藤もあったそうです。

仙北で仮住まいの生活をするなかで、「あるもの」が誕生することになります。
それは一つの獅子頭でした。ある方が、仮暮らしのホテルにあった座布団とスリッパ、そして唐草模様のふろしきを用いて、手作りの獅子舞を作ったそうです。

その後、いくつかの団体からの支援により、以前の獅子を再現したものを使用することができるようになりました。しかし、この「座布団獅子」は現在でも使用されているそうです。
「ホテルから借りていることになっているが、そろそろ正式に(譲り受ける)お願いをしないといけないかもしれない」
そんなこともおっしゃっていました。

その獅子舞を使って、獅子振りを披露してくださいました。

「伝承のチカラ」というのは、こういうことなのかと思いました。
地元から遠く離れた秋田の山中で、津波で失われた獅子頭が復活する。

モノが失われても、場所が変わっても、「伝承」される。
ゆっくりと変化し続ける「伝承」という仕組みの一端に、触れたような気がしました。

伝承されているものを『記録』することも大事ですが……
やはり伝承は伝承として、『記憶』していくことが重要なのだろうと思いました。

ジオパーク活動においても、『記録』ではなく、人の口を介した『記憶』として、地域の宝を伝えていくことができればよいのではないかと思います。

以上、あいかわらずまとまりのない記事を、事務局のかわべぇがお送りいたしました。
プロフィール

湯沢市ジオパーク推進協議会事務局

Author:湯沢市ジオパーク推進協議会事務局
世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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