湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

霧島記

2013-12-05

 みなさま、こんにちは。
 湯沢市ジオパーク推進協議会事務局のミレーです。

 忙しさに負けて前2回は取って付けたような歌で逃げましたが、霧島のご報告をしたいと思います。
 今回の行われたJGN全国研修会のテーマはずばり「ガイド」でした。
 というわけで、実際にガイドを受けてきた2日目のジオツアーについて書きます。
 なお、今回の記事は(別に今回に限ったわけではないですが)いつも以上にミレーの趣味全開になっておりますがご了承ください。


 まず訪れたのはえびのエコミュージアムセンター。
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 さすが国立公園の施設だけあり、豪華です。色々と豪華です。正直言って羨ましいです。

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 映像機器完備。100人くらいが入れそうな視聴覚室までありました。

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 ん?

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 続いて、今回のツアーの目玉(とミレーが勝手に思っている)、高千穂河原へ。
 バスから降りると……

 天岩戸避難壕がありました。

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 霧島山は活火山なのです。はい。

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 というわけで、天孫降臨しにいきましょう。

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 !!!

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 アマテラスとスサノオの決別から長い時を経て、まさに、まさにこの場所にニニギが天下り、ホオリ、ウガヤフキアエズ、カムヤマトイワレビコと繋がっていくと思うと、あまりのロマンに感無量です。


  高千穂に いざ天下る 御柱も
  輝ぐと見えたり 燻る火の峰

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 古代の日本人は、『なぜ』、この地を天孫降臨の地・高千穂であると同定したのでしょうか。
 あぁ霧島ジオパーク、「日本神話」という強力絶無な物語素材があるなんて、なんと羨ましいのでしょう。

 さて、高千穂河原にも様々な施設が整備されていました。
 その中には……
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 !?

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 天逆鉾!!(プラスチック製)
 今回は残念ながら実物と接近遭遇することはありませんでしたが(現在天逆鉾が鎮座する山頂付近は近年の火山噴火の火山灰が厚く降り積もり、登頂は非常に困難だそうです)、麓から双眼鏡で実物を目にすることはできました。
 これこそかのイザナギが混沌に突き立てた天沼鉾の紆余曲折を経た顕現であると思えば、あめつちの開闢の光景が目に浮かんで胸がいっぱいになります。
 「偽物だ」とか、「作り物だ」とか、そんな野暮なことを言ってはいけません。
 現に「在り」、そして「伝えられている」のですから。

 ひとしきり興奮した後は高千穂牧場(これまたすごい名前!)へ向かい、そこで昼食です。
 「霧島ジオパーク弁当」を頂きました。

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 そしてまた、高千穂牧場からの眺望が絶景なのです。

パノラマ1

 目に見えるものから、目に見える以上のものを生み出すのが人間です。
 物語はそこに生じます。

 その後、霧島神宮と神話の里公園を回り、ジオツアーは終了となりました。

霧島神宮
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さざれ石 ←まさに国歌に出てくる
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道中にはこんなものも
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神話の里公園からの眺望、太陽の下にはうっすらと桜島が
パノラマ2


 
 こんな具合で周ってきたのですが、思ったことがひとつ。
 
 ツアーの中で、ジオと神話のつながりが見受けられません。

 難しい問題です。非常に難しい問題です。猫も杓子も「ストーリー」と言っているのに、その肝心のストーリーをツアーの中でどのように表現するのか、とてつもなく難しい問題です。
 霧島のように、他と隔絶するレベルの素晴らしい物語を既に有する地域ですら、まだその実現に向かっている最中であると感じます。今回はたまたま、私が下手の横好きで神話に興味があり、勝手に諸々の物語を妄想できましたが、たいして神話に興味のない方々にとっては、霧島連峰は「単なる火山」になってしまう可能性もあります。
 噴火の歴史、火山の歴史、間違いなくジオツアーでした。しかし、それはあくまで地質的な見どころを回るツアーでしかなかった。

 偉そうなことを言ってしまいましたが、もちろんゆざわジオパークも同じ課題を抱えています。
 大変な課題です。とんでもなく大変な課題です。
 ジオパークに係わるすべての人々が考えていくべき事柄でしょう。

 物語を語るうえで、ゆざわジオパークには造化三神も別天津神も神世七代も三貴子も日向三代もありませんが、幸いなことに彼女がいるのですから。



 本日のブログはミレーがお送りしました。
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世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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