湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

酒のはなし その2

2014-01-28

 みなさま、こんにちは。
 湯沢市ジオパーク推進協議会事務局のミレーです。


 前回の続きです。


 見事ヤマタノオロチを退治したスサノオは、当初の目論見通り晴れてクシナダヒメと結婚し、日本で初めて和歌を詠んだりしながら幸せに暮らしました。

 おわり。


 まだおわりません。

 スサノオには、「大国主/オオクニヌシ」という息子(あるいは6代先の孫)がいました。
 大国主はとっても素直な心の持ち主で、怪我をしたウサギに優しくしたりしながら、すくすくと成長しました。
 やがて立派に成長した大国主は、意地悪な兄たちを差し置いて、「国の主宰神――大国主」として「葦原の中つ国――要は日本」の造営を始めるのですが、それはいかんせん大変な大事業でした。
 そこで、大国主は海の彼方から現れたちっちゃい神様(ちっちゃいけれど創造神の息子というすンごい神様!)と協力するのですが、道半ばでそのちっちゃな神様――「少彦名/スクナビコナ」はどこかに行ってしまいます。仕方ないね。

 こりゃ困ったどうしたものか、大国主がむむむとうなっていると、またまた海の彼方から、今度は光り輝く神がやってきました。
 「あなたはどなた?」と大国主が訪ねると、「わたしはあなたの中の善い部分のあらわれだよ」との答えが返ってきました。はぇー……
 その神の名は、「大物主/オオモノヌシ」といいました。

 さて、やっと登場しました大物主。
 大物主がどうして大事かといいますと、そのものずばり日本において最も重要な「酒造りの神」だからです。
 (ちなみに大国主や少彦名も酒造りの神とされています)

 大物主はその名のとおり、なかなかの大物だったようです。
 10代天皇・崇神天皇の治世で疫病が流行った時、大物主は「三輪山にいるわたしをきちんと祀ってくれればいいことあるよ」と崇神天皇にお告げします。
 崇神天皇はさっそく大物主をあつく祀ります。そしてその際、酒を造り大物主に献上したそうです。
 その結果みごとに疫病は収まり、五穀豊穣となりました。
 こうして、大物主は酒造りの神とされ、三輪神社/大神神社が誕生して今に伝わります。

 ところで、造り酒屋の軒先にぶら下がっている杉玉は、大物主を祀る大神神社が発祥だそうです。
 ゆざわの酒造業者でも、この杉玉をぶらさげているのを見かけたことがありますよね?
 なんでも、大神神社から日本中の酒造業者へ杉玉が送られているのだとか。


 というわけで、最終的に『杉玉』に辿り着きました。
 杉玉ひとつとっても、ちょこちょことルーツを辿っていけば、絢爛たる物語があふれ出します。今回はスサノオまでさかのぼりましたが、もっと枝葉を広げていこうとすれば、いくらでも面白いエピソードは転がっています。

 以上、酒のはなしでした。


 本日のブログはミレーがお送りしました。
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世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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