湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

美じん歴訪② 男たちの物語

2014-02-15

 みなさま、こんにちは。
 湯沢市ジオパーク推進協議会事務局のミレーです。


 引き続き、美じん歴訪といきましょう。


 今回取り上げるのは、世界三大……四大美人の“相手”となった殿方たちです。
 彼らとの関わりを見ていけば、“なぜ”彼女たちが“美人”とされたのか……わかるような気がします。

 それではまた、世界史のおさらいです。



楊貴妃のお相手:玄宗

どんな人?
中国(唐)の6代皇帝。
皇帝に即位するにあたってはクーデターを起こしたり色々とえげつない真似をしていたようですが、それは古今東西でありがちなことなので別にいいでしょう。「開元の治」という、「貞観の治」と並ぶ中国史上最高の政治を行ったとされています。
しかしまぁ……あまりにも安定が続くと、人間はやる気をなくしてしまうのでしょうか。
55歳の時に、“息子の妃”であった当時の楊貴妃を見出します。そして、“息子の妃”をなんだかんだ言って自分のものとしてしまいます。
どこに行くにも楊貴妃と一緒、機嫌を悪くすることがあればそれは楊貴妃のこと、機嫌を良くすることがあればそれも楊貴妃のこと、楊貴妃の親類縁者を次々と国の中枢に引き入れ、家臣から色々と注意されても聞き入れるどころか腹を立てるばかり。日夜楊貴妃に耽り、一人の女性に一喜一憂するだけとなった玄宗。もはやそこに、かつて天下を善く治めた偉大な皇帝の姿はありませんでした。
そして溜まりに溜まった歪みはついに爆発、「安史の乱」が起こります。
首都から尻尾を巻いて逃げ出す羽目になった玄宗は、そのさなか、「このような事態を引き起こし、国を乱した元凶である楊貴妃を処刑すること」を家臣から迫られます。玄宗は「いやいや、楊貴妃は悪くないよこの謀反とは関係ないよ」と最後の最後まで楊貴妃を擁護しますが、それもかいなく、とうとう楊貴妃に自殺を命じました。
玄宗はその後退位し、半軟禁状態のまま一生を終えたといいます。絵に描かれた楊貴妃を日がな一日眺めながら……




クレオパトラのお相手:カエサルアントニウス

カエサルってどんな人?
「借金王」「ハゲの女たらし」との異名で華々しく元老院デビューし、色々あってローマの権力者へと登り詰めた、「来た、見た、勝った」で有名な傑物。
クレオパトラとの出会いは紀元前48年、この時カエサル52歳。寝具/絨毯の中から現れたクレオパトラに魅了されました。クレオパトラとの間に息子(カエサリオン)をもうけたといいます。
政治家・軍人として、古代ローマが共和政から帝政へと移り変わる混沌の中で数々の功績を残し、それは後継者で初代ローマ皇帝となるオクタヴィアヌスへと引き継がれました。
彼の「カエサル」という名はドイツ語の「カイザー」、ロシア語の「ツァーリ」など、後の言語における「皇帝」を示す言葉となりました。また、トランプのダイヤのキングのモデルはカエサルだとされています。
クレオパトラと出会ってから4年後、元老院で暗殺されました。
英語の発音だと「シーザー」です。

アントニウスってどんな人?
カエサル亡き後、ローマの実権を握った有力者。
政治的な選択ミスをしたクレオパトラの申し開きを聞くために呼びつけた際、“アフロディーテのように着飾った”クレオパトラに瞬く間に魅了されたといいます。
その後はクレオパトラとの間に子どもをもうけるなど、次第にアントニウスの関心はローマよりもクレオパトラのいるエジプトへと移っていきます。そのことをカエサルの後継者としてローマの実権を握りつつあったオクタヴィアヌスに突かれ、「ローマ対エジプト」の構図が作り出されたことで、ローマとプトレマイオス朝エジプトの間で戦争が始まりました。
そして、史上名高い「アクティウムの海戦」へと雪崩れ込みます。
この戦いにはクレオパトラも参戦していましたが、彼女は戦端が開かれてすぐに戦線から離脱。それを追って、指揮官であるアントニウスまで戦線から離脱してしまいます。アントニウスのこの行為は、「女の尻を追って戦いから逃げ出した」として嘲笑されました。結果、指揮官を失ったアントニウス側は総崩れ。撤退の最中で「クレオパトラが自殺した」との誤報に接したアントニウスは、自らも死を選びます。そして、最期はクレオパトラの腕の中で息を引き取ったといいます。
クレオパトラもオクタヴィアヌスに屈することをよしとせず、アントニウスの後を追うように命を絶ちました。
英語の発音だと「アンソニー」です。




ヘレネのお相手:パリス

どんな人?
トロイの王子。兄貴には古今名高い英雄のヘクトルがいます。
生まれると同時に、「この子はやがてこの国(トロイ)を滅ぼす」との予言を受け、殺されそうになりますが、山に捨てられたところを羊飼いに拾われて育てられました。
その後、成長したパリスは王家の血筋を見出されてトロイに応じに迎え入れられます。
ある日のこと、パリスのもとに三人の女神がやってきて、「誰が最も美しいか」を選ばせました。三人の女神とは、「主神ゼウスの妻・ヘラ」、「戦いと知恵の女神・アテナ」、そして「美と愛の女神・アフロディーテ」です。この三人の女神たちは初めから真っ向勝負をする気などなく、ワイロでパリスを釣ろうとします。簡単に言いますと、ヘラは「王の座」を、アテナは「戦いにおける勝利」を、そしてアフロディーテは「この世で最も美しい女」を、それぞれ自分を選んでくれたら与えてあげるとパリスに提示しました。
そこでパリスはアフロディーテを選びました。うーむ……
アフロディーテによって「この世で最も美しい女」と認定されたヘレネを、パリスは誘拐のような形で奪い、トロイに連れ帰りました。
さて、この時ヘレネは人妻で、子供もいたことは前回お話ししました。
しかし、実はパリスにも奥さんがいたんですね。「オイノーネー」という妖精の女性でした。
が、これまた前回お話ししたように、「この世で最も美しい女を与える」というアフロディーテの提案はある種の「呪い」でした。ヘレネ同様、パリスも逆らえませんでした。ヘレネを手に入れるために、オイノーネーを捨ててしまいます。
こうして、パリスに奪われたヘレネを取り戻すという一大名目を掲げたギリシャ連合軍はトロイに攻め寄せ、トロイア戦争が始まりました。
自分が戦争のきっかけになったにも関わらずパリスは悪びれた風でもなく、戦争でも得意の弓を生かして活躍します。「アキレス」のかかとを射抜いて仕留めた話は有名です。
しかし、今度はギリシャ側の弓の名手である「ピロクテテス」にヘラクレスの弓で射られ、瀕死の傷を負ってしまいます。そして、この傷を癒せるのは、かつてパリスが捨てたオイノーネーのみ……
パリスはオイノーネーのもとを訪れ、助けを求めますが、オイノーネーはパリスは拒絶。帰路の途中でパリスは死に、心変わりしてパリスを追うものの間に合わなかったオイノーネーも、嘆き悲しんで自ら命を絶ちました。




 ……えっと、ちょっとどろどろしすぎじゃないですかね。
 反乱だったり戦争だったり、なにやら破滅的な事態ばっかり起きているような……
 
 それでは気を取り直して、小野小町のお相手を考えてみましょう。

 と思ったのですが、小野小町の……お相手?
 ん? 誰かいますか?


 というわけで、小野小町のお相手についてはまた次回で見ていくことにしましょう。


 本日のブログはミレーがお送りしました。
プロフィール

湯沢市ジオパーク推進協議会事務局

Author:湯沢市ジオパーク推進協議会事務局
世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

御訪問ありがとうございます
カレンダー
01 | 2014/02 | 03
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 -
湯沢市のお天気時計
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
検索フォーム
Yahoo!ニュース
RSSリンクの表示
QRコード
QR
都道府県別アクセス数
過去1週間の状況です

ジオターゲティング