湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

terminal facet

2014-03-12

みなさんこんにちは、どらごんです 

先日、よく晴れた日を狙って、ある地形 の写真を撮りに行ってきました。

ある地形というのは、「三角末端面 (さんかくまったんめん)」 と呼ばれる地形です。

「冬の晴れた日に見ると、三角形がよく見る」 と聞いていたので、ひそかにチャンスをうかがっていました。

図1

こちらは東鳥海神社(一の門?)付近から見た様子です。
地上から見ているため、角度が浅く、扇状地地形をきれいに見ることはできませんが、山側に三角形の面が並んでいるのが見えると思います △△△

三角末端面(terminal facet)は、(活)断層の運動によってつくられる地形のひとつで、面の並びや大きさから、断層の活動具合を推定することができます。

“terminal” には「終端、末端」、“facet” には「宝石の表面に、多数作られたカット面の一つ 」という意味があるそうです。 

山の地形を見て、宝石に例えた欧米人の感覚もおもしろいですね。

下の画像は、ユタ州(アメリカ)の Manti-La Sal (なんと読むのかわかりません )ということろで見られる三角末端面のものです。

図2 terminal facet

NSF OpenLandform Catalog
http://www.opentopography.org/index.php/resources/lidarlandforms

Faceted Spurs
Manti-La Sal National Forest, Utah

まるで「山をナイフで切った」かのような地形が現われています。
CDなど人工的な画像ではないか? と疑ってしまいすね。

図3 fault causing topography

http://www.gsi.go.jp/ENGLISH/page_e30085.html (国土地理院)より引用

上の図では、断層運動にともなってできるさまざまな地形を紹介しています。

図に描かれている断層は横ずれ断層(strike-slip fault, transform fault)であり、写真の三角末端面をつくった断層(normal fault;正断層つまり縦ずれ断層)とは違うので、図にあるような河川の流路のずれなどはあまり見られませんが、三角末端面はどちらのタイプでも見られます。

これらの地形は、活断層調査の手がかりになるそうです。
活断層調査の流れ

図4

こちらは、三関の産地直売所 あたりから見た様子です。

南北(雄物川の流路と平行)に走る活断層によってこのような地形ができたのだろうと想像できます。

みなさんも、この辺りを通ることがあれば一度見てみてください。
冬にしか見られない、晴れた日にしか見られないので!
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