湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

山陰海岸ジオパーク「湯村会議」に参加してきました③

2014-11-09

こんにちは。事務局のかわべです。
本日は山陰海岸ジオパーク「湯村会議」の参加報告の第三回です!

会議の二日目は、現地見学会ということで、山陰海岸ジオパークをガイドさんに案内していただきました。

見学は湯村温泉をスタートして、鳥取市街にまで行くルートでした。立ち寄り場所をすべて記載してもいいのですが、また、記事が長くなってしまいそうなので、特に印象に残っている場所を記載することにいたします。

集合場所の湯村温泉では、旅館のご主人がガイドを務めてくださいました。さすが温泉のご主人だけあって、見どころだけではなく、温泉街の昔についてもご説明いただきました。
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わたしが面白いなぁと思ったのは、昔の温泉街の人たちの洗濯の方法です。温泉街の中心地に「荒湯」という源泉があります。そして、その源泉の横には春来川という川が流れています。昔の人は、ここで洗濯をしたとのことです。洗濯物を乾かす方法も変わっています。ガイドさんのお話を聞いていても、詳細な部分はよくわからなかったのですが、地熱を利用して洗濯物を乾かしていたそうです。お話によれば、コンクリートで囲った乾燥部屋(?)のようなものを作ると、地下の熱があるために洗濯物が早く乾く、とのこと。年がら年中、一定の地下の熱を使っているなら、地中熱というような気もしますが……。今でもそういう施設のあとが残っている旅館さんってあるんでしょうか? あるなら、ぜひ見てみたいですね。また、湯村温泉では温泉熱を利用したバイナリー発電が行われています。比較的高温の温泉水を利用して発電を行い、発電後のお湯を共同湯(温泉施設)で利用しています。

湯村温泉、面白いですよね。「温泉」というひとつのものを、さまざまな方法で活用しています。ただ温泉として利用するだけではないんですね。洗濯物の乾燥からバイナリ発電に。時代が変化するとともに、温泉利用の方法も変化しています。時代にあわせつつも、「温泉の利用」が行われ続けている。それは、「温泉利用の文化」と呼んで差支えないでしょう。温泉利用の歴史的変遷も追い求めてみるのは、かなり面白い作業になると思います。
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先に挙げたのは、商業的・地域的な利用ですが、もちろん温泉街の方々の日常生活でも利用されています。先ほどの「荒湯」は、野菜や山菜をゆがくのに利用されているそうです。わたしたちも、「温泉ゆで卵」の体験をさせていただきました。

※※※

お昼前から午後にかけて、上山高原に行きました。やはりメインのガイドさんは地元の方で、現地でエコミュージアム活動をされている方です。すすきの見ごろで、非常に気持ちのいい場所でした。この場所は、いまでこそ、すすきが広がる草原でしたが、以前はもっと多くの木が生えていたようです。そして、さらに前にさかのぼると、やはりこの場所は草原だったそうです。
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以前、草原ではすすきを回収し、茅葺の屋根などに利用されていました。そのために、毎年野焼きを行って草原を維持していたそうです。茅葺の家がなくなったために、野焼きも行わなくなったそうです。野焼きを行わなくなった結果、木が茂る場所が増えたそうです。その後、地域でエコミュージアムの活動がはじまり、イヌワシの餌場など生態系を守るために活動をしているそうです。野焼きも一部で復活しているそうですが、保安林の関係などで昔のようにはできないそうです。

※※※
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その後は、雨滝という場所に行きました。柱状節理の露頭の見学できる場所で、高さ40mの滝は非常に迫力がありました。私が面白いなぁと思ったのは、その後、休憩で立ち寄った場所です。地域の方が運営している小屋で、インスタントの飲み物や手作りの工芸品の販売をしていました。その一角に、山陰海岸ジオパーク内で拾ってきた小石も展示されていました。収支が非常に気になるところですが……。地域の人たちが、こういう施設を運営しているということは、地域の団結力が強いのだろうなぁと思います。
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※※※

次にいった「扇の里交流館」も、地域の方が運営している場所でした。雰囲気は地域の会館といった感じですが、近くから出土した化石の展示が行われていたり、地域の方々が作った物産品が販売されていたり(いわゆる6次産業化)、面白い場所でした。その地域での案内も地元の方にしていただきました。地元の方でしかわからないことについてお話しいただくことが多く、面白かったです。
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おおむね、そんな感じの見学会でございました。地元のガイドは地元の方に、地元で行っている取組を生かす。そんな方法は、ゆざわでも応用できるのではないかと思います。ちょっと考えてみようと思います。

以上、短くしようと思ってもやっぱり長くなってしまう、事務局のかわべがお送りいたしました。
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Author:湯沢市ジオパーク推進協議会事務局
世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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