湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
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ミラーマン 院内銀山を行く 明治の近代化を推進した人々 まとめ

2015-02-20

先回で牧相信については終了いたしました。
今日の案内では、今までブログに書いてきた明治の近代化を推進した人々の簡単なまとめとして、ミラーマンが簡単にまとめて見た年表をまず、案内します。
                                                       明治維新以降における院内銀山の変遷と重要人物たち
慶応4年(1868)戊申戦争起こる。
明治4年(1871)秋田藩、院内銀山を放棄する。明治新政府が鉱山採掘権得る。
明治5年(1872)政商岡田平蔵に移り、小野組と組合経営
同年 政府お抱え外国人技師ゴットフレイ院内銀山調査。(近代化の始り)
明治8年(1875)小野組の経営破綻により、荒川鉱山等と官営鉱山となる。
 同年秋田の権令(秋田県トップ)国司仙吉が一時最高責任者
明治9年(1876)工部卿伊藤博文、院内銀山視察、コワニエ(仏)調査に来た。
明治10年(1877)工部省鉱山寮院内鉱山分局となり、福島晩郎赴任
明治12年(1879)ドイツ人技師院内銀山に派遣される。(16年までに5人)
同年福島晩郎主任昇格
明治13年(1880)牧相信工部六等技手として院内銀山勤務
明治14年(1881)9月21日明治天皇東北巡幸 院内銀山見学
明治18年(1885)院内銀山・阿仁銅山を古河市兵衛が買い取る。

 この後は、植田 晃一氏が書いた《明治前期院内銀山の近代化》を案内して終了に致します。
   明治前期院内銀山の近代化  植田 晃一著
院内銀山近代化の始まり
秋田県内の鉱山近代化は、明治5年に大葛・小坂の両鉱山から始まり、阿仁・院内と続いた。明治維新後の院内銀山は、明治6年5月より岡田平蔵の鉱山会社が、次いで7年4月より小野組が借区稼行し、同年11月からは、秋田県による仮官行となった。明治元年~同12年の間の銀生産量は305~550貫/年(1.1~2.1トン/年)で推移している。
 工部省は明治8年8月、院内銀山を同省の所管とし、11月に院内支庁を設置し、明治9年4月29日に、「院内銀山採鉱ノ方法ハ習慣ニ任シテ改良セサルヲ以テ得失相償ハス 宜ク良礦師ヲシテ実験セシメ方法ヲ改良スヘク」として、お雇い外人指導による院内銀山近代化を決定した。同年6月12日に生野銀山勤務の礦山師コハニーが巡検した。
 明治10年3月に工部4等属福島晩郎が着任した。福島は、延岡藩士の家に生まれ、明治4年に延岡県官費生徒員として大阪に留学し、工部省鉱山掛生野チ出張所分析係勤務を経て、明治7年からは佐渡支庁に勤務し水銀昆汞法(すいぎんこんこうほう)の実地を経験して院内にやって来たのである。

 院内銀山近代化に貢献したお雇い外人(工部省沿革報告の傭外国人各務擔當表)
姓名         国籍  職名  在任期間     給料
J・G・H・ゴットフレイ  英国 鉱山師長 4年9月^10年6月 1000円 工部省
フランソワ・コワニー  フランス 鉱山師  元年9月^10年1月 800円 生野鉱山
オスワルト・プァイフェル ドイツ 坑夫頭  12年3月^15年5月 150円 院内
クリスチャン・バンサ   ドイツ 器械師長 12年5月^15年5月 500円 院内
タフルユ・ハイセン    ドイツ 器械師  13年4月^15年5月 250円 院内
ヒリッフ・シウユヰン   ドイツ 洗礦夫頭 14年1月^15年11月 125円 院内
ビー・ロージング     ドイツ 鎔鑛師  14年4月^16年6月 300円  院内
 お雇い外人は、器械据え付け関係の器械師長バンサと採鉱の坑夫頭のプァイフェルが明治12年春に着任、選鉱担当のシウユヰンと鎔鑛師ロージングは操業開始準備に合わせて、明治14年春に着任した。関係外人技師5名の職名・在任期間・給料を上記表にした。
 また、お雇い外人を支える日本人幹部は、長谷川権大書記官、福島(晩郎)一等属、岸三等技師(土木)、木戸通訳、最上五等属(油戸炭坑)、稲垣(地質)、
竹内(会計)、菅沼(倉庫)、松下七等技師(採鉱・分析)、牧「相信」(選鉱)、曽田(機械)などであった。(日本人幹部は姓のみ、名は不明)
 上記の外人技師とそれを支える日本人幹部達は、海外から到着した機械類を院内に搬入して逐次、据付け試運転を行い、全工程が揃って操業したのは、明治15年6月ことであった。
 この間、明治14年9月21日、北海道・東北を御巡幸中の明治天皇が行幸され、大切坑口・採鉱所・選鉱所・精錬所を巡覧された。御幸坑の名はそれを記念したものである。 

山市竪坑
山市大竪坑機関場全景
選鉱場と表門
選鉱場と表門
古河鉱業入り口
院内銀山表門

これで明治の近代化を推進した人々の案内は一応終了いたします。
次回からは、いよいよ現在の院内銀山の中での一番の見どころである『西三番共葬墓地』について(私自身のみそう思っている)、ミラーマンのわかる範囲でご案内いたします。お楽しみに、ごきげんよう、さようなら
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