湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

ミラーマン 院内銀山を行く 西三番共葬墓地 火災墓地

2015-04-06

今回も、明治39年1月4日に発生した院内銀山400年の歴史の中で、最大の惨事となった坑内火災について、院内銀山顕彰会の会誌に載っていた当時の秋田魁新報社の記事を案内いたします。

○ 一月十二日の秋田魁新報より  
炎々と燃え上がる様を見た役人は、直ちにこの雑役夫を指揮して排水溝から石油缶に水を汲み、四名で必死になって消防した甲斐あって辛うじて消化した。此の時石油缶で水を五十杯位かけたとのことであるが果して事実か不明。
 消化した後、役人が誰が火を焚いたか調べている内に、また一団の煙が濛々と坑口から噴き出した。そして強烈な炭酸ガスが噴き出し、今まで点火していた石油カンテラを投げ捨て逃げ去ったので、坑内は全くの暗やみとなってしまった。
 死体捜査で始めて知ったことであるが、この役人と嫌疑の雑役夫一人は西山坑道の辺りで窒息死亡して、残る二人の雑役夫は炭酸ガスの襲撃に遇ったが偶然送風の煙突のある方面に向かい、時時排水溝に顔を浸しつつ逃げ出した為無事を得て、このむね鉱山事務所に電話連絡した。
 鉱山事務所では、最初出火との報を得、同時に鎮火したと電話連絡があり、安心していた折りまたこの大惨事の報で、大混乱をした。鉱山では、まず非常変時に対する応急の手段として、直ちに第二山一竪坑の送風口を閉鎖して、続いて外三ヶ所の坑道=御幸坑・山一竪坑・岡六番坑と思われる=を閉鎖しガスの広がりを防いだ。しかしこの閉鎖は既に期を失しており、遂に百有余名の生命を奪う結果となってしまった。しかし、鉱山としては坑内は四方に坑口があり、これを閉鎖しなければガスは坑内全部に充満する恐れがある為であった。
 坑口閉鎖の報と同時に鉱夫等は仲間を救済しようと役員の指揮に耳を傾けず、向こう鉢巻きで、炭酸ガスの充満している坑内に入る様は、勇ましくも亦憐れなものであった。
 ガスの排出法として、鉱山は板数枚を合わせ盾のように造り蓆(むしろ)でおおい、これを坑道に押し立て目塗りした上に中央に穴をあけて、ポンプ用の水管をはめガスを外部に排出させた。またポンプで水を注入して飛散させるなど、仲々困難なものであった。この方法を行うものは警官と鉱夫で、鉱山からは三名の医師が加わって中毒者の救護にあたった。

以上の記事を読んで、ミラーマンは当時の鉱山事務所の混乱ぶりや、一方、坑口が閉鎖された後に、外にいた坑夫の人達が坑内にいる人たちの救出のために、ガスマスク等身につけず、身の安全を顧みず坑内に入ろうとした行動に一見無謀のように見えるが一種の仲間の絆を強く感じ感動しました。
次回も、記事の案内が続きます。
下に、西三番共葬墓地に建っているこの大惨事である明治39年1月4日の坑内火災事故犠牲者供養地蔵尊の写真を案内して今回は終わります。写真が横になってしまし済みません。
それでは、ごきげんよう、さようなら

供養塔

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