湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
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ミラーマン 院内銀山を行く、西三番共葬墓地編 碁盤と碁石入れ墓

2015-05-04

先回のご案内で、堀松家のお墓をご案内いたしましたが、その続きとして
今回は、門屋養安日記の中に、『碁や将棋』に関する記事が載っているので、養安日記の研究家である
茶谷十六さんの著書の中から、ご案内いたします。
   茶谷十六著 『院内銀山の日々』・・「門屋養安日記」の世界から

 《囲碁・将棋》 
『勝負の後には酒宴』
 
「5月5日、節句。当日御礼、御大書院において申し上げ候。昼過ぎより、組碁合戦御使いこれあり候。白、福地様・藤吉・六郎兵衛・藤三郎・金治・嘉吉郎・与十郎。黒、介川様・和三郎・清左衛門・嘉助・矢七・養安・修蔵・卯兵衛。片々八人宛。黒の方負け。一ばん相終り、御酒頂戴仕り候」

「7月15日、当日御礼、御書院にて御請け成し置かれ候。羽織にて申し上げ候。昼過ぎより御台所へ罷り越し、御役所にて碁打ち拝見、清左衛門殿を相手に手元にても打ち申し候。御台所前にて角力これあり候。暮より御酒拝領」

天保9年(1838)の日記の一節である。院内銀山町では、毎月一日と十五日、そして三月・五月・七月・九月の節句の日に、手代・金名子全員が御台所に伺候(しこう)して御詰合役人に挨拶するのが慣例になっていた。その日の午後、碁会が開かれることが多かった。
5月5日、端午の節句の日の午後、白黒二組に別れての「組碁合戦」が催された。白組は、御詰合福地兵三郎を筆頭に、湊藤吉・村木六郎兵衛・平野藤三郎・朽木金治・桜田新吉・杉田嘉吉郎・伊勢与十郎の面々。黒組は、金方御詰合介川頼母を始め最上和三郎・和島清左衛門・掘松嘉助・桜田矢七・門屋養安・山崎修蔵・平野卯兵衛の面々。各組八人ずつに別れての勝負だ。各チームの名簿が、名誉キャプテン格の御詰合は別格として、日常の仕事の上での上下ではなく、囲碁の腕前の順に並べられているらしいのは、微笑ましい。この日は、養安の属する黒組の負けだった。勝負の後には、必ず酒宴が催される。勝ち負けを肴に、歓談が大いに盛り上がったことであろう。
養安の腕前はさほどではなかったことは、この名簿の配列からも察せられるが、碁会が開かれるたびに養安は必ず案内があり、よほどの事情がない限り、養安がそれを断ることはない。
最上和三郎は、山方役として銀山経営の重責を担い、その功績によってしばしば褒賞されているが、無類の囲碁好きでなかなかの達人であったようだ。しばしば仲間を集めては碁会を催している。町外から囲碁の名人・上手がやってくると、たいてい和三郎の家に案内され、ここで碁会が開かれる。
「和三郎殿宅にて碁会これあり候積りにて、山崎氏・長左衛門・五番喜三郎・私、罷り越す。御酒振舞い」
「夕方、和三郎殿へ碁見物に参り候て、御馳走に預かり申し候」
こんな記事が、養安の日記に散見する。


この日記の中に、堀松嘉助の名があるが、先回のお墓の写真で案内した堀松家の人であるか今度調べたいと思います。
長くなったので次回は、この続きをご案内いたします。
それでは、ごきげんよう、さようなら。
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世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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