湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

ミラーマン 院内銀山を行く 西三番共葬墓 心中墓

2015-06-23

先回に、引き続き
『心中墓』のパート2をご案内いたします。
おさらいで、写真を掲載します。
心中墓の一角
心中墓

茶谷 十六 「院内銀山の日々」 《門屋養安日記》の世界より

弘化三(1846)年五月十八日、前夜から降り続いた雨が四つ時(午前十時)ころになってようやく上がった。
昨夜、観音堂において人殺しがあったとの知らせが、目撃者から観音堂のすぐ下に住む手代の湊藤吉と堀松庄右衛門のところにあったのは朝飯後間もなくのことであった。
知らせを受けて養安が駆けつけると、現場はまさに血の海であった。見ると、女の首が打ち落とされており、すぐそばに男が自害して息絶えていたので、この状況をお台所へ報告した。死人を改めたところ、男は、汰物方扱い市兵衛の子供吉松、三十三歳、女は、相之山の松之助が娘分にもらって育てたお虎、十七歳であった。双方ともに絶命していたので、直ちに御検使に及び、終わってすぐに遺体は両方の親元へ引き取られた。
 養安は、翌日と、翌々日の日記に次のように記している。
 「十九日、相之山松之助娘お虎、仮葬出し申し候」
 「二十日、金場市兵衛子供吉松葬式、お虎と並べ葬り候由」
 吉松とお虎、二人の若者たちに何があったのだろう。生前、二人は、周りの人たちからも知られた仲だったようだ。親の許さぬ恋だった。
 前日に埋葬されたお虎と並べて、吉松の遺体が葬られたことを、養安は人づてに、わざわざ書き留めている。二人に対するレクエイムであろうか。
 三番共葬墓地に、二人を葬った心中墓がある。


これで、『心中墓』についての、ご案内は終了いたします。
もし、院内銀山に行き、三番共葬墓地に足をはこんだら、このお墓を探していただき、お参りしてください。
それでは、ごきげんよう、さようなら。

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世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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