湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

三笠市立博物館見学 in 北海道

2015-07-06

こんにちは。ゆっこです。
今日は特別暑く感じました。
先週の金曜日まで、ちょっと涼しい場所にいたからでしょうか。
さて、どこにいたかといいますと……

ゴゴティーさんも書いていましたが、私も日本ジオパークネットワークの全国研修会へ参加するために、北海道に行ってきました。
北海道では少し天候は崩れたものの、暑すぎず、寒すぎずとちょうどよい気候でした。
今日はそんな北海道出張の様子をご報告します。

北海道に行ったのは7月1日。
朝に湯沢市を出発しまして、飛行機で北海道千歳空港へ!
この日は午後から北海道三笠市にて、三笠ジオパークを巡るエクスカーションに参加してきました。
エクスカーションとは、ただ見学したり説明を聞いたりするだけではなく、参加者が現地で体験し、意見交換などを行う『体験型見学会』のことを言います。

日本ジオパークネットワークの皆さんと無事合流し、三笠ジオパークのエクスカーション開始です!
まず最初は三笠市立博物館です。

博物館外

今回は、アンモナイトなどの化石の展示と、石炭の炭鉱の歴史についての展示を見ていきました。
まず、化石がたくさん展示されている部屋へ。

アンモナイトずらり

存在感のあるアンモナイト化石がずらりと並べられています。
そしてこれら、結構大きいんです。

三笠アンモナイト

説明してくださった学芸員の方と比べると、このサイズ感!直径1m弱といったところでしょうか。
このくらいのサイズのアンモナイト化石は、三笠市の三笠層と言われる一億年くらい前の地層から産出されるそうです。

ちなみにこちらの化石達、かなり重たく一人ではとても持てません。
では、どうやって発見した場所から持ってくるのでしょうか。

方法は2つあって、1つは雪が降るまで待ち、ソリに載せて運んでくるんだそうです。
持ち上げることはできなくても、滑らせることはできるということです。

もう一つの方法は、なんとハンマーなどで割ってしまうそうです。
分割して持って帰り、博物館などで復元するんだとか。
結構、この分割する方法で持って帰ることが多いらしいです。
もし、今度大きな化石の展示を見た時はよーく目を凝らして見てみてください。
もしかしたら、分割して持って帰り、復元したヒビの跡が見えるかもしれないですよ。

大きなアンモナイトの化石を見て圧倒されてしまいましたが、世界は広い!
現在見つかっているアンモナイト化石のうち、世界最大のアンモナイトの復元模型です。

巨大アンモナイト

大きい!
ドイツで見つかったアンモナイト化石の大きさを再現しているそうです。
その大きさ実に直径2.5m。こんな大きなものと海の中で会ったらと思うと、背筋がぞわぞわしてしまいます。

このように、三笠市はアンモナイト化石の産出地として知られており、アンモナイト化石の量は実に約600点。日本最大規模です。
アンモナイト以外の化石も含めると、約1000点だそうです。
せっかくなので、アンモナイト化石以外も少しご紹介。

モササウルス

これはモササウルスという、アンモナイトがいた海に生息していた大型海生肉食爬虫類だそうです。
そして、そのモササウルスの新種がこの三笠市で発見されています。

エゾミカサリュウ

国の天然記念物にも指定された、エゾミカサリュウの頭部です。
本当に、三笠市は化石の宝庫ですね。

さて、次は石炭の炭鉱の歴史についてです。
三笠市にはアンモナイト化石が出てくる層ができた年代より、もっと新しい幾春別層とよばれる地層があります。
その地層の中に石炭層があり、100年ほど前にその層から石炭が採掘されていました。

機関車

学芸員さんの後ろにあるのが、炭鉱で使用されていた機関車です。
当時使われていた道具類もたくさん展示されています。

道具類

そして、当時の炭鉱夫さんを模したマネキンも。

ライトと充電器

顔も手も真っ黒になっています。
石炭を掘っているので、その粉がたくさんついてしまうのでしょうね。

右側に移っているのは、炭鉱夫さんが坑内へ入るときに持っていたライトだそうです。
ライトは充電式になっており、一日の作業が終わるとこうして棚に戻して充電していたそうです。

しかし、この充電台、ただ充電するだけではないのです。
一つ一つのライトの上に、白いラベルのようなものが貼ってあるのがわかるでしょうか。
写真では見えないですが、このラベルには一つ一つ炭鉱夫の方の名前が書かれているのです。
この充電台、一日の作業終了時の安否確認も担っていたんですね。

炭鉱夫の方が住んでいた家も展示されています。

家屋外

今から大体100年ほど前の家です。
中はこんな感じになっています。

家屋中

奥の方に赤い箱が二つ重なっていますね。
この写真では少し見えないかもしれませんが、上の箱には『せきどめ』と書いていました。

ゆざわジオパークの院内銀山でも、石の粉を吸うことで肺を患う人が多かったと聞きます。
この箱に関する詳細は全くわからないのですが、炭鉱夫の方も灰を患う人が多かったために、せきどめと書かれた箱があるのかな、などと考えていました。

このような家はぽつぽつと点在しているわけではなく、長屋のようになっていたらしいです。

模型

こちらは模型ですが、一番奥が先ほどの家が連なっている建物で、共同のトイレと井戸と倉庫が置かれています。
プライバシーはあまりなかったようですが、皆家族のように暮らしていたそうです。
どこに行っても、人々の助け合いは大事ですね。

さて、三笠市博物館のご報告はこの辺にしようと思うのですが、長くなりそうなので今日はここで終りたいと思います。
今日のブログで三笠ジオパークのエクスカーション全部を書いてしまうつもりだったのですが……。
出し惜しみみたいですみません。

では、今日の担当はゆっこでした。
読んでくださりありがとうございました。
プロフィール

湯沢市ジオパーク推進協議会事務局

Author:湯沢市ジオパーク推進協議会事務局
世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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