湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

ユネスコジオパーク誕生記念フォーラム

2016-01-27

こんばんは。ゆっこです。
昨日は雨が降っていましたね。道の雪が少しだけ溶けていました。

先日の爆弾低気圧で、日本が全体的に大雪になった頃(湯沢は比較的穏やかだったようですが)、石川県の白山手取川ジオパークへ行って参りました。
何で言ってきたかと言いますと、タイトルの通り、ユネスコジオパーク誕生記念フォーラムに参加するためです。


ジオパークの活動はずっとユネスコの支援を受けてきていたのですが、2015年11月に開催された第38回ユネスコ総会で世界ジオパークの活動がユネスコの正式事業として位置づけられました。
今まで『世界ジオパーク』と呼ばれていたものが『ユネスコ世界ジオパーク』になったのです。

ゆざわジオパークは今のところ『日本ジオパーク』なので、厳密にいうとこのユネスコの正式プログラム化で今すぐ直接変わることはありませんが、ジオパークはネットワークですので全く関係ないというわけでもありません。

このユネスコ世界ジオパークの誕生を記念して、ユネスコ正式プログラム化により何が変わり、その変化に日本のジオパークはどのように対応していくべきなのかどを考えるシンポジウムが、白山手取川ジオパークで開催されたのでした。

湯沢も雪が多いところですが、この白山市もなかなか雪が多いところです。
どのくらい積もっているのかなーと思いながら行って見ますと、
会場
会場がこのような感じになっておりました。
思っていたよりも降ってないですね。
この日の夜から天気が荒れ出し、次の日の分科会の時は結構雪深いところに行くことになったのですが、そのお話はまた今後。

午後1時になり、日本ジオパークネットワークの理事長や白山市長、日本ユネスコ国内委員会事務総長の挨拶からシンポジウムがスタートしました。

そしてユネスコ生態地球科学部地球科学ジオハザード減災セクションチーフであり、国際地球科学ジオパーク計画事務局長のPatrick Mc Keeverさんから『UNESCO Global Geoparks』という題目での講演がありました。
マッキーバーさん
世界ジオパークがユネスコの正式事業化になるまでの経緯や、それによりどのようなことが変わったのか、また日本のジオパークの役割などについて話がありました。

中でも、ユネスコ世界ジオパークネットワークは家族みたいなものであり、互いに繋がり共に歩んでいく必要があること。日本のジオパークの置く最適な役割として、現在ジオパークが少なく、そのノウハウがない地域の人々とも積極的に交流して、そのような地域がジオパークとして活動できるように支援すべきであるという話しが印象に残っています。

日本の中でのジオパーク間のつながりはとても強いと感じることが出来ます。
今までいろいろな研修会や大会に参加させて頂きましたが、日本全国から様々な人たちが参加し、お互いの活動や悩みを共有し、その解決策を共に考えていくという姿勢があり、積極的な議論がされています。
世界ジオパークにも、このようなネットワークが存在しています。
しかしマッキーバーさんが言うには、そのネットワークへの参加が、日本人は少し消極的ではないかと感じることがあるそうです。
言語の問題などあるかもしれないけど、いい活動ができているのだから、それをもっと世界へと発信してほしいと話していました。

マッキーバーさんの次は、全ユネスコ事務局長の松浦晃一郎さんの講演です。
松浦さん
題目は『ユネスコの理念と地球環境保全のtめの活動』です。
松浦さんは1999年にアジア人で初めてユネスコ事務局長に就任され、10年間在任されたそうです。

ユネスコの概略や、同じくユネスコのプログラムである世界遺産やユネスコエコパークについてなどの話がありました。

地方創生と言われるような、所謂地域を元気にしよう!という活動と、地球環境全体を保全し守っていきましょうという活動は、実は両立がとても難しいということ。しかしそれらはジオパーク活動に関わっており、ジオパーク活動が目指す「持続可能な発展」というのは、まさにこの両立を可能にするという話が印象に残っています。

最後の講演は、横浜国立大学の教授であり、日本ユネスコ酷な委員会MAB計画分科会調査委員と勤めながら、日本MAB計画委員会委員長でもある松田裕之さんです。
松田さん
題目は『ユネスコMAB計画と日本のユネスコエコパーク』です。

MABとは『日本と生物圏』の略称で、MAB計画とは、自然の恵みを守り、合理的かつ持続可能に利用するための活動です。人間社会と環境の両方をよい状態に保つために、自然資源を持続可能に管理する人々の能力向上を目指します。
主に、生物圏保存地域、通称「ユネスコエコパーク」というジオパーク活動と少し似た活動をしているそうです。

このMAB計画は1971年の発足したのですが、なかなか活発な活動にならなかったそうです。
そうしているうちに、ジオパークと言う似た活動がどんどんと活発になっていったと話していました。
ジオパークの活発さの秘密は、やはりネットワークなのではと考え、エコパークも2013年に第一回のネットワーク会議を開催し、それ以来少しずつ活動が活発になっているそうです。

ここでも、ネットワークの重要性が話されていました。
今後はジオパークとユネスコエコパーク間でも、もっともっとつながりが深くなっていくのではないでしょうか。

講演の後は、パネルディスカッションです。
この日のコーディネーターは産業技術総合研究所のグループ長であり、アジア太平洋ジオパークネットワークの諮問委員の渡辺真人さん。
パネリストは講演をされた3名の方と、東京大学の教授で日本ジオパーク委員会副委員長の中田節也さん、隠岐世界ジオパーク推進協議会事務局長で日本ジオパークネットワーク事務局次長の野辺一寛さんです。
パネルディスカッション
テーマは『ユネスコ正式事業化を受けての日本のジオパーク活動』です。

大きなテーマだったこともあり、時パークが目指す持続可能性についてや、世界の中で日本がすべきことなど、いろいろな視点での話がされました。

中でもやはり印象的だったのは、国際協力は義務である、というマッキーバーさんのメッセージです。
国際会議を日本で開催するだけでは国際協力とは言えず、国際会議や国際的な活動で、積極的に発言しネットワークの中にどんどん入っていくことが重要であると言っていました。

日本は、英語に苦手意識を持っている人が多いです。私もあまり得意ではありません。
でも片言の日本語でも、一生懸命話している人の言葉は、身振り手振りなども含めてなんとなくわかるものです。
とにかく一生懸命積極的に、伝えよう、話を勝とする姿勢が大事なんだなと感じました。


さて、このフォーラムの後には同地域で全国研修会が続けて行われたのですが、そのお話はまた後日したいと思います。
ではでは今日はこのへんで。
ゆっこでした。
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Author:湯沢市ジオパーク推進協議会事務局
世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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