湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

全国研修会~分科会のまとめ~

2016-02-06

こんにちは。ゆっこです。
私は毎日湯沢市役所へ出勤しているのですが、最近の湯沢市役所の駐車場には、来週の犬っこ祭りのための雪像が着々と作られています。
思っていたよりも犬っこが大きくてびっくり!
今からお祭りをとても楽しみにしています!わくわく。

さてさて、今日は少し前のお話になってしまいますが、白山手取川ジオパークと、恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークで行われた全国研修会の続きをご報告したいと思います。

前回の私のブログとエマさんのブログで、それぞれの分科会に分かれてジオストーリーを考えて、ツアーを提案する、というところまでご報告しました。

それぞれの分科会での活動が終わり、次の日にはまた一つの場所に集まりました。
かなり雪が降っていましたが、なんとかバスで移動することが出来ました。
全体で集まり、それぞれの分科会代表の方が、それぞれの分科会で考えたジオストーリーとツアーを発表します。

全体会場

発表時間は5分で質疑応答5分。
他の分科会の人は、自分が参加した分科会以外の場所をあまり知りません。
その場所について知らない人に、5分で「おもしろい!」と思ってもらうのはとても難しいです。

まずは分科会Aの発表です。
分科会Aは白山手取川ジオパーク地域の美川と呼ばれる地域についてジオストーリーやツアーを考えていました。
美川地域は日本海に面した地域で、海岸や扇状地が広がります。

分科会A

分科会Aの皆様が考えた美川地域のテーマは『川と海が交わる地で育まれた北陸の暮らし』です。

日本海を船で渡る場合、日本海の荒波を避けたいところなのですが、白山手取川ジオパークがある石川県の海岸線は砂浜が多いため、なかなか船が波を避けられないのだそうです。
そこで活躍するのが、川が海へと流れ込む河口です。
美川地域には手取川が日本海へと流れ込む河口があり、その河口が波を避けるのに最適ということで、大きな港ができたのだそうです。

大きな港ができると、船が集まり、海産物が集まります。
またこの地域は手取川の恵みでお米や糠が作られており、海産物とこれらを利用した発酵保存食の製造が盛んになったのだそうです。
中でも有名なのが、フグの卵巣の糠漬けです。
フグの卵巣は猛毒があるそうなのですが、糠漬けにすると不思議と毒がなくなり食べられるようになるのだそうです。

このことを最初に見つけた人にはただただ頭が下がりますが、この技術はこの地域特有のものなのだそうです。

このジオストーリーを基にして分科会Aの皆様が考えたのが『ドキドキ!初体験!ふぐの肝試しin美川』ツアーです。
フグの卵巣の粕漬を堪能しつつ、海岸地形や港と河口の関係を学べるツアーとなっていました。
卵巣の粕漬というお酒に合うものを盛り込んでいますので、お酒付きの大人に楽しんでいただけるツアーとなっているようです。


さて、お次は私が参加した、白峰地域の分科会Bです。

分科会B

分科会Bのメインテーマは『白山麓の豪雪地帯で生き様を語る』です。
白峰は前回の私のブログで書いたように、すごい豪雪地帯です。この雪を降らせる要因の一つが日本海です。大陸から風が吹き、日本海を渡るときに大量の水蒸気を吸収します。この水蒸気を含んだ風が白山にぶつかり、山を装用に上昇すると雲が出来、大量の雪が発生するのです。白峰にはこの大量な雪と上手に強制し、活用しるための住居や産業、文化が発達したのです。しかし、この日本海からの贈り物の雪がたくさん降る白峰の大地には、日本海が形成される前、日本がまだ大陸の縁辺部だった時の記録が化石や礫岩として残っているのです。

このジオストーリーを基にして、分科会Bで考えたツアーは『白峰の冬を味わう冬だけ暮らしの1泊2日の旅』です。

大量の雪を堪能しつつ、大陸の縁辺部だった時の記憶を学べるツアーとなっています。
ツアー行程を1泊2日とし、宿泊する宿の雪下ろしもツアーの一環として組み込み、その報奨として宿泊費を安くしてはどうか、というアイディアも含まれています。暖かいところに住んでいる人をターゲットとして、思いっきり雪を堪能してもらえるツアーです。


最後は前回のエマさんのブログでご紹介があった、勝山(かっちゃま)地域の分科会Cです。

分科会C

分科会Cのメインテーマは『九頭竜川が生んだ街並み・湧水が生んだ産業』です。
前回のエマさんのブログに詳しく書かれていますが、勝山地域では水を中心としたジオストーリーを複数感じることが出来ます。

そのストーリーを満喫するために考えられたのが『かっちゃまの地域と「水の謎」めぐり』ツアーです。
子連れの家族を対象としており、機織りやお酒・食などの体験を含めてジオの恵みを感じてもらえる、1泊2日のツアーになっております。


それぞれの分科会で、いろいろな立場の方が話し合い考えられたジオストーリーやツアーはどれもひかれるものがあって、他の2つの分科会の地域にも行って見たくなってしまいました。

かなり短い時間でしたが、同じ時間街歩きをしても、何も考えずに歩いていたらきっと気づかなかったことがたくさんあるのではないかと思います。
いつも見ているような何気ないことも全て地球に繋がり、その土地独自の素敵なジオストーリーがあるということに気づくきっかけがジオパーク活動なのかなと感じました。

そういう目で見ていると、いろいろなものが本当に素敵なものに見えてきてとても楽しくなります。
ジオパークに関わってくださる方はどんどん増えていますが、もっともっとたくさんの人にジオパークを知ってもらって、たくさんの人に楽しく面白いと感じてもらえたらいいなーと思いました。


分科会はこんな感じで終了し、帰路につきました。
帰るときに電車を載った勝山駅の外観が素敵でした。

勝山駅

つららがいい感じ。
そして駅の正面にこのようなものも。

ジオ看板

ジオパーク情報がのった看板です。
駅から降りてすぐにジオパークの情報が得られるんですね。

さて、大寒波が到来とのことでかなり雪が降りました。
勝山駅のホームもこんな感じです。

車窓

でも、帰りの電車もバスも飛行機もあまりトラブルなく動き、無事に湯沢に戻ってくることが出来ました。
今回は雪国から雪国への出張でしたが、同じ雪国でも土地によって文化が違うということを改めて感じ、面白いなーと思いました。
もっともっといろいろなところに行って見たくなってしまいますね。

では、今日はこの辺で終りたいと思います。
ゆっこでした。
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Author:湯沢市ジオパーク推進協議会事務局
世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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