湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

ゆざわ学講座(第9回)開催報告。

2016-02-24

 こんにちは、ゆざわの子です。本日は、先週の日曜日に開催されたゆざわ学講座(第9回)について報告したいと思います。
今回は、歴史と暮らしシリーズの2回目、川連漆器蒔絵体験です。体験は、市内にある川連漆器伝統工芸館で行われました。
 川連漆器は、800年という歴史と伝統があり、鎌倉時代にこの地を治めていた稲庭城主小野寺重道の弟、道矩公が古四王野尻(現在の漆器の中心地)に館を築き、家臣に刀のさや、弓、鎧などに漆を塗らせたのが始まりとされていますが、本格的に漆器産業が始まったのは17世紀中頃で、江戸時代後期には、当時の藩の保護政策のもとに、椀、膳、重箱など幅広い漆器が作られるようになり、そこに沈金、蒔絵などの飾りが加わりその基盤を大きく築き上げました。
 蒔絵について簡単にご説明しますと、下絵付けした模様に平描漆(ひらがきうるし)で模様をなぞり、内部に粉を蒔き、更に細かい葉の筋など蒔絵筆で加工し仕上げることから蒔絵というそうです。
 今回は、その蒔絵工程の一部を13名の受講生が体験しました。

・蒔絵体験について漆器職人さんから説明

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 4種類ある体験用の茶たくから好きなものを選んだ後に、漆器職人さんから本日の体験についての説明がされ、2名の職人さんからご指導いただきました。体験内容について工程ごとにご紹介します。

①置目(おきめ)

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 置目とは、描こうとする絵の輪郭を器物面に表わす作業になります。何種類かある絵から好きなものを選んでから、職人さんに絵に描いた下絵を粉でなぞってもらい、その後に器物に当てハケでしごいて模写してもらいました。


②下絵付け

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 絵の主な部分を下絵漆でやや高く盛りあげ表面を平らにする工程となりますが、絵の線を筆を使い下絵漆でなぞったほか、日付や名前を書いた方もいらっしゃいました。


③紛蒔(ふんまき)

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 適度に乾いた所で、職人さんに紛筒で金銀粉色紛を蒔いてもらいました。拭き終わると綺麗に模様が出てきました。

 

 当初は、紛蒔までで終わる予定でしたが、色漆を塗る作業も行わさせて頂きました。
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 色の種類も結構豊富で、当然ながら、絵の具のように色を混ぜて、オレンジや黄緑色などの色を職人さんに作ってもらって塗っている方もいました。

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完成品

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 色を塗り終えた後、再度、紛蒔を施し完成です。金色の単色も良いのですが、色んな色が加わることでさらに見栄えが良くなりました。
 予定よりも体験が早く終わったため、この体験後に職人さんとのフリートークが行われ、受講者は川連漆器や今回の蒔絵体験について気になったことを質問されていました。
 受講後のアンケートの自由記載には、職人さんの味のある指導が楽しかった。体験の前に川連漆器についての説明があれば良いと思ったが、最後に職人さんから直接話しが聞けて良かったとの記載があり、受講者は漆器職人さんと川連漆器について直接話が出来て満足されたようでした。来年度開催の際は、体験前に川連漆器についての講義の時間を設けることを検討したいと思います。貴重なご意見ありがとうございました。
 以上、本日の担当はゆざわの子でした。










 
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世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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