湯沢市郷土学習資料展示施設 オープン間近!
2016-03-22
こんばんは。ゆっこです。
最近、市役所周辺はかなり雪がなくなってきまして、車も普通に運転できるようになりました。
標高が高い地域は、まだもう少し残っているそうなので油断は禁物ですが、出かけやすくなるなーと今からウキウキしています。
さて、先週末はもう一つウキウキすることが!
高松地区センター2階にある、湯沢市郷土学習資料展示施設。
ただいま改装中のため見学ができなくなっており、大変ご迷惑をおかけしております。
このブログでもちょこちょこと片付けの様子などをご報告してきましたが、続々と必要なものがそろってきました。
そして先週末、回収のため片づけていた岩石試料などの展示作業が行われました。
手がけてくださったのは、ゆざわジオパークになくてはならない方々、秋田まるごと地球博物館ネットワークの皆さんです。
今回ゆざわジオパークが任されているのは
・押切伸 三途川化石資料室
・ゆざわの大地の歴史ルーム
・鉱山、石材ルーム
の3つです。
全体像はオープンしてからのお楽しみとして、今日は少しだけご紹介。
ゆざわ大地の歴史ルームのスタートは、この石です。

手前が、ゆざわで見られる一番古い石、花崗岩。
少し黒い部分が多いので、花崗閃緑岩でしょうか。
この黒い部分が少ないと花崗岩、多くなるにつれて閃緑岩、はんれい岩と名前が変わっていきます。
この石は、ちょうど黒い部分が花崗岩と閃緑岩の間くらいのようです。
ねばねば気味のマグマが、地下深くでゆっくりと固まってできます。
奥の石は、ちょっとピントがずれていますが、黒雲母片麻岩という変成岩です。
黒雲母、というのは岩石をつくっている鉱物の名前の一つです。
名前の通り黒い鉱物なのですが、これがたくさん入っているので、石全体も黒っぽく見えます。
片麻岩というのは、石の見た目からついた名前です。
黒っぽいところと白っぽいところが分かれているのがわかるでしょうか。
三途川層の堆積岩などで見られる、水平のしましまとはまた少し違って、しましまがグネグネしていますね。
このようなしましまを「片麻状構造」といいます。
この片麻状構造が見えるので、片麻岩です。
ゆざわの大地の歴史は、この古い岩石からスタートして、だんだん最近の年代の石へと移っていきます。

こちらは虎毛山層の凝灰岩。
火山噴火でモクモクと出てきた灰が固まってできた石ですね。
トロッコ道の人面岩(写真の石の後ろに小さく出ていますね)の石は、この虎毛山層の凝灰岩です。
そして大地の歴史の部屋の真ん中にドーンと置かれるのが、ブログで何度かご紹介した、地層の剥ぎ取り標本!
こちらはオープンの時までお待ちください♪(^^)
このように、大地の歴史の部屋では、ゆざわの大地がどのような岩石でできていて、その岩石がどのようにできたのか、ということを見て回ることができます。
次に鉱山、石材ルーム。
こちらはゆざわの石の中でも、石材に注目した部屋になっています。
ゆざわジオパークでおなじみの院内石や

現在は観光地となっていますが、川原毛地獄で昔採られていた硫黄などを紹介しています。

石材を見ると、人と石とのかかわりを直接感じるとこができます。
今ほど科学の技術が発達していなかったはずの時代、人々は経験や先人の知恵などから石の特徴を学び、それをうまく利用してきました。
ゆざわに出てくる石がどのような特徴を持っており、そして人々がそれをどのように利用してきたのかをこの部屋では見ることができます。
押切先生の化石資料室は大きな変更はありませんが、こちらも少し展示物を増やしたりしていますよー。
なんだか出し惜しみ感がすごいブログですが、どうぞオープンをお楽しみにしていてください(^^)
では、今日はこのへんで。
ゆっこでした。
最近、市役所周辺はかなり雪がなくなってきまして、車も普通に運転できるようになりました。
標高が高い地域は、まだもう少し残っているそうなので油断は禁物ですが、出かけやすくなるなーと今からウキウキしています。
さて、先週末はもう一つウキウキすることが!
高松地区センター2階にある、湯沢市郷土学習資料展示施設。
ただいま改装中のため見学ができなくなっており、大変ご迷惑をおかけしております。
このブログでもちょこちょこと片付けの様子などをご報告してきましたが、続々と必要なものがそろってきました。
そして先週末、回収のため片づけていた岩石試料などの展示作業が行われました。
手がけてくださったのは、ゆざわジオパークになくてはならない方々、秋田まるごと地球博物館ネットワークの皆さんです。
今回ゆざわジオパークが任されているのは
・押切伸 三途川化石資料室
・ゆざわの大地の歴史ルーム
・鉱山、石材ルーム
の3つです。
全体像はオープンしてからのお楽しみとして、今日は少しだけご紹介。
ゆざわ大地の歴史ルームのスタートは、この石です。

手前が、ゆざわで見られる一番古い石、花崗岩。
少し黒い部分が多いので、花崗閃緑岩でしょうか。
この黒い部分が少ないと花崗岩、多くなるにつれて閃緑岩、はんれい岩と名前が変わっていきます。
この石は、ちょうど黒い部分が花崗岩と閃緑岩の間くらいのようです。
ねばねば気味のマグマが、地下深くでゆっくりと固まってできます。
奥の石は、ちょっとピントがずれていますが、黒雲母片麻岩という変成岩です。
黒雲母、というのは岩石をつくっている鉱物の名前の一つです。
名前の通り黒い鉱物なのですが、これがたくさん入っているので、石全体も黒っぽく見えます。
片麻岩というのは、石の見た目からついた名前です。
黒っぽいところと白っぽいところが分かれているのがわかるでしょうか。
三途川層の堆積岩などで見られる、水平のしましまとはまた少し違って、しましまがグネグネしていますね。
このようなしましまを「片麻状構造」といいます。
この片麻状構造が見えるので、片麻岩です。
ゆざわの大地の歴史は、この古い岩石からスタートして、だんだん最近の年代の石へと移っていきます。

こちらは虎毛山層の凝灰岩。
火山噴火でモクモクと出てきた灰が固まってできた石ですね。
トロッコ道の人面岩(写真の石の後ろに小さく出ていますね)の石は、この虎毛山層の凝灰岩です。
そして大地の歴史の部屋の真ん中にドーンと置かれるのが、ブログで何度かご紹介した、地層の剥ぎ取り標本!
こちらはオープンの時までお待ちください♪(^^)
このように、大地の歴史の部屋では、ゆざわの大地がどのような岩石でできていて、その岩石がどのようにできたのか、ということを見て回ることができます。
次に鉱山、石材ルーム。
こちらはゆざわの石の中でも、石材に注目した部屋になっています。
ゆざわジオパークでおなじみの院内石や

現在は観光地となっていますが、川原毛地獄で昔採られていた硫黄などを紹介しています。

石材を見ると、人と石とのかかわりを直接感じるとこができます。
今ほど科学の技術が発達していなかったはずの時代、人々は経験や先人の知恵などから石の特徴を学び、それをうまく利用してきました。
ゆざわに出てくる石がどのような特徴を持っており、そして人々がそれをどのように利用してきたのかをこの部屋では見ることができます。
押切先生の化石資料室は大きな変更はありませんが、こちらも少し展示物を増やしたりしていますよー。
なんだか出し惜しみ感がすごいブログですが、どうぞオープンをお楽しみにしていてください(^^)
では、今日はこのへんで。
ゆっこでした。