湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

ミラーマン 院内銀山を行く 神社・仏閣編

2016-08-12

今回は、神社・仏閣編の最後になります。
不動堂・観音堂・薬師堂の中の不動堂を先回ご案内いたしました。
今回は、観音堂・薬師堂についてご案内いたします。


院内銀山における神社と寺院  会誌「院内銀山」第36号 渡部和男著より
IMG_2203.jpg
この写真に写っている赤丸の観音堂、水色の薬師堂の場所を表しています。

●観音堂・・
IMG_2204.jpg

IMG_2206.jpg

この写真にあるように、ここは江戸時代の御台所(明治時代は工部省鉱山寮院内分局)から少し奥の場所にありました。やや高台ににあったため、石段があり、その先に鳥居も描かれています。


「銀山記」一伝本に、寛文11年(1671)銀山奉行塩谷主鈴が建立とある古い堂で、「宝永絵図」には名がないが堂の形があるにはそれであろう。塩谷主鈴は崖を崩して開削しそこが主鈴坂となった。「千秋文庫」には観音社とあり、「天保絵図」は金方稲荷堂わきに描かれているが、「岡絵図」にはなく解体されたのであろう。現在は杉林である。
IMG_0813.jpg
現在は、この写真の杉林の奥にあり、立ち入ることは出来ません。

次は、薬師堂です。これは以前ご案内いたしましたが、再度ご案内いたします。
●薬師堂・・
薬師山(572m)頂上に薬師如来を祀るこの堂も古く、「宝永絵図」「天保絵図」「岡絵図」に描かれ、堂は現存せず石堂・人が入れる岩祠となっている。登山堂は四カ所あり、西光寺わき寺の沢鳥居が主参道で、登り口には名勝五本桜があり、御台所での花見の宴が「養安日記」に記されている。登り口は崩落し五本桜もない。門屋養安は鳥居から頂上までの距離を、千五百十段・八丁余(約900m)と計っている。
「東海林本・院内銀山記」(渡部著「院内銀山歴史散歩」)に、「薬師山由来」がある。
 慶長13年11月中ごろ、年の頃30にまだならぬ溶顔美麗な尼が、雪踏みわけてたどたどとこの銀山に来てある所へ宿を借りて暮らし翌年の春までいたが、ある日手代役人が、この美人が尼になったのは、定めて深い訳のあるだろうといろいろ尋ねた。
 私は三河岡崎の生まれですが、幼くして父母に先立たれ、父母の追善のため尼になり、諸国の仏社を拝みながらここへ来ました。母の末期に譲られた御仏を常に持っておりますが、今まで無事に過ごしたのは、皆この御仏のお陰と思いますと言い、懐中より仏像を取り出して見せたが、見れば薬師瑠璃光如来である。
 手代は、あなたは廻国途中で、この御仏を失うこともあるかも知れないので、ここへ住みついて祀って欲しいと言ったら、私もいつまでも旅を続けるのも辛いので、皆様のお情けで御堂なりと建てて、御当所に住居を致したく願いますと言う。
 手代は諸役人に訳を話し、人々はそれは良いことである、幸い上の山は当所での名勝であるので、御堂を建立して御仏を移し奉り、毎年4月8日を御縁日と定め、老若男女歩みを運び信心日に盛なり、この山を薬師山と唱え、尼は山の下に草庵を結んで安楽に暮したという。

薬師堂図
江戸時代には立派なお堂が立っていたが、
薬師山不動
現在は、石の祠が立っています。

今回はこれで終わります。
ごきげんよう、さようなら。
プロフィール

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Author:湯沢市ジオパーク推進協議会事務局
世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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