湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
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ミラーマン 院内銀山を行く 明治以降の院内銀山(古河時代)

2017-10-22

先回、院内銀山における明治時代(古河鉱業)の精錬法について、ご案内いたしました。
その中で、昆汞法(アマルガム法)が出てきましたが、それについて昆汞法(アマルガム法)とは何かを
簡単に紹介いたします。(ウィキペヂアより)


アマルガム (amalgam) は、水銀と他の金属との合金の総称である。

金アマルガム法による鍍金(めっき)
日本で古墳時代以来使われているめっき法で、「消鍍金(けしめっき)」などと呼ばれた。

水銀は常温で液体状態にある金属である。水銀に金を近づけると溶けるように金を吸い込み、金アマルガムになる。金アマルガムから、鹿皮や反古紙などによって余分な水銀を搾り出し硬度を調整する。鍍金を施す銅の表面を磨き上げ梅酢などで清浄し、均一に延ばし火にかざすと水銀の色が抜けて金色に変化する。およそ350℃で水銀が蒸発するためである。この状態では鍍金表面には細かい粒子凹凸が残っているので、鉄ヘラのようなもので丁寧に平均化する、ヘラ磨きという作業を行い完成する。

金銀鉱石のアマルガム法による精錬
粉砕した鉱石をさらに微細な粒になるまで挽き、これに水を加えて練り水銀とともに撹拌すると鉱石中の金銀が水銀に溶け込むので、これをキューペル(灰吹き皿)にのせて加熱する。水銀が蒸発し不純物がキューペルに吸収されたあとに金銀の合金が得られる。この際水銀の蒸気は集めて冷却し回収する。この手法は、水銀の蒸気を扱うため作業員や周辺環境への負荷が大きく、21世紀における工業的精錬手法では用いられていない(シアン化合物を利用した青化法(en)へ移行)。しかしながら発展途上国の個人、小規模事業者の中では、依然として簡易な手法として着目され利用されている[4]。

このように金や銀を鉱石から取り出す方法です。
ただ、水銀を使うので銀山でも青化法へと移行していった。


それでは精錬の仕方を図で紹介します。(会誌 院内銀山 第19号 『銀山の採鉱から精錬までの概要』監事鈴木源一郎より)
一枚の写真では収まらないので、2分割しました。
搗鉱場(とうこうじょう)とは、低品位の鉱石を粉砕し、水銀によって金を回収する施設

IMG_2322.jpg

IMG_2323.jpg
**水銀は357度で沸騰するので、水銀を完全に除去した後は、ポットを冷却し金、銀、合金と残った沈殿物を、精銀所に送り、真吹床に入れて更に純度の高い製品とする。現在は更に電解法により、金・銀を分離し99.98%まで純度を高める事が出来るが、当時は含金銀のまま造幣局等へ売買していたと思われる。

最後に当時の精錬所内の様子を紹介します。
昆汞場
昆汞場の様子
混汞鍋には、鉄製のものと、木製で底部だけ鋳鉄製のものとの二種類あった。各鍋とも直径が上部6尺(1.9m)、底部5尺〈1.6m〉で、深さ2尺(06m)、容量2240ポンド(約1トン)で、毎分回転数は60回であった。明治二十五年頃の精錬設備は、混汞鍋12台、分離器5台、洗滌鍋6台で、この年ダンカン式汰盤12台、培焼炉1基が増設されている。

昆汞場1

昆抗場2

搗鉱場機関部
搗鉱場(とうこうじょう)機関部

これで今回は終了いたします。
ごきげんよう、さようなら


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世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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