湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

ミラーマン 院内銀山を行く 明治以降の院内銀山(古河時代)  精錬所について

2017-11-10

明治期の院内銀山、古河時代のことを続けてご案内していますが、
最近は、精錬所についてのお話をしています。
先回は、精錬所の関連としてのエピソード 『ドロコあげと、2円のほうび』についてご案内しました。
今回は、エピソード2として、『柴ぼうきで雪おろし』についてご案内いたします。
当時の院内銀山は、採掘技術の向上や精錬技術の向上で、院内銀山始まって以来の金や銀の産出量を誇っていました。
そのため、古河鉱業は莫大な利益を上げていました。
そんな時代だからこそ実際に起こった事柄が、面白く語り継がれてきたと思います。


『柴ぼうきで雪おろし』 
                  院内銀山ものがたり』 (院内銀山史跡保存顕彰会発行 昭和62年 より)

院内銀山は、明治の中頃になると一年間に銀が約四千貫(15000kg)そして金十六貫(60kg)も取れ、銀山はじまって以来の最高の産出となって、金だけで一年間の経費がまかなえたというから、銀まる儲けという好況の時代となりました。
 その頃、銀山の雪おろしは、選鉱場・搗鉱(とうこう)場を始めとして、役宅や、巨大な建物の精錬所などを一冬4回と見込んで、経費を見積もり請負わせていました。
 ところが、どうした訳か明治34年の冬は、雪の降り方が「とぎれとぎれ」で雪おろしするひまもない内に春が近づいてきました。
 これを請け負った斎藤礼助組長さんは、このままでは、請負金を貰うことが出来ないので、どうしたらよいものかと困っていました。
 何か良い方法がないものかと、いくら考えても良い思案が浮かばないので、会計課長の沼倉さんという方を、町方の旅館に招待して、ご相談申し上げました。
 このご馳走が功を奏したのか、課長さんは暫くして、「それは困りましたね、それでは人夫十人位を各所に分けて、柴ぼうきで屋根を掃いたらよいだろう」と策を授けてくれました。
 そこで斎藤組長さんは、会計課長さんの言う通り早速《柴ぼうき》を作って屋根掃きをしました。そして雪おろしもしないのに一年分の雪おろし賃として、莫大な請負金を下付して頂いたとのことです。銀山ならではの話です。


鉱業事業所
この写真のように多くの大きな建物が並んでいました。ここに積もった雪の量は膨大なものだったと思います。
それを請け負った金額は莫大なものになったと思います。(実際の金額は分かりません。)

IMG_2351.jpg
柴ぼうきで屋根に積もった少ない量の雪を落としている絵です。実際このようにやったと言われています。

エピソード2についてはこれで終了いたします。
ごきげんよう、さようなら。
プロフィール

湯沢市ジオパーク推進協議会事務局

Author:湯沢市ジオパーク推進協議会事務局
世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

御訪問ありがとうございます
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
湯沢市のお天気時計
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
検索フォーム
Yahoo!ニュース
RSSリンクの表示
QRコード
QR
都道府県別アクセス数
過去1週間の状況です

ジオターゲティング