湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

ミラーマン 院内銀山を行く 明治以降の院内銀山(古河時代) 長倉地区

2017-12-22

先回は、長倉・落合地区のことについてご案内しました。
今回は、明治時代に落合に初期の精錬所があった件と明治33年に造られた
変電所について簡単に紹介します。
あわせて現在の様子なども紹介します。


渡部和男氏の描かれた『銀山を行く 長倉地区』の中に
初期精錬所や変電所についての簡単な記述があるので紹介します。

   院内銀山歴史散歩  渡部和男著より

『精錬所跡』

 初期精練所には落合地内ばっこ石(「白狐石」の絵図もある)上手から水をひいたが、水路跡が所々に見られる。取水口のあるばっこ石は、『日記』にも「辰五郎ばっこ石より薪半棚牛にて戻しくれ候。大仙薪と取り替えの筈」(天保一三・九・二六)のように度々現れる。江戸期にも住人がいたと思われるが、明治期には相当数の住人がいた。ばっこ石には、明治三三年秋ノ宮に水力発電所建設とともに変電所が建てられ、基礎台石が残っており、明治一九年から稼行した精錬所には銀山近代化経営の中心的存在であり、ばっこ石川向かいにあった。そこには、大切坑付近から水を引いたが、取水口・レンガ製水路・水門・水路トンネル跡が残っている。
 ばっこ石には明治期に長屋も建てられたが、今は銀山町中心部にあった郵便局の建物を払いさげられた、一人住まいの一軒だけである。銀山相ノ山にあった、親方の家が下院内田用橋に移されて、石材商の看板を掲げて残っているが、現在銀山関係建物は、金山神社・落合長屋・郵便局とこれ四つだけである。
 銀山の衰えとともにわずかに残った人たちは山間を切り開いて水田を作り、畝跡が山林の間に見える。いかに重労働であったかを想像させる跡である。ばっこ石からの水路途中に瀬滝という小さな滝があり、そのわきに不動を祀っているが、これは明治期組親方が祀り、退去後その配下であった長倉集落の住人が引き継いでいる。


この様子が、現在どのようになっているのか写真にてご紹介します。
IMG_2358.jpg
まずは、どのような場所にあったのか、会誌 院内銀山の中に書かれている図を紹介します。
落合と書かれた上の部分に、初期精錬所跡や更に上に変電所跡が書かれています。
1初期精練所跡
この写真は、写真集院内銀山(渡部和男編)にあるものです。初期精錬所跡となっています。初期精練所水路跡
写真集院内銀山(渡部和男編)にあるものです。平らな部分が見えます。
初期精練所跡

初期精練所跡1
この2枚が平成29年11月に写したものです。
人の手で平らにした様子がよくわかります。ここにあったのではないかと思われます。
藪がすごくて、一般の人は立ちいくことは出来ません。

今回はこれで終了いたします。
ごきげんよう、さようなら。
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世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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