湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
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ジオサイト『院内』より ジオポイント:『雄勝峠(歴史とその変遷)』

2018-03-04

今回は、ジオサイト『院内』の中の≪雄勝峠(歴史とその変遷)≫についてご案内いたします。
まず、雄勝峠の場所の説明から
雄勝峠のある場所の地図です。旧の国道13号線や新雄勝トンネルが描かれています。
a href="https://blog-imgs-120.fc2.com/y/u/z/yuzawageopark/IMG_2364_20180305092309e21.jpg" target="_blank">IMG_2364_20180305092309e21.jpg
院内駅の南西7㎞の雄勝川上流部、山形県境の分水界に位置します。
1600年の関ヶ原合戦の後、佐竹氏が秋田に入部する際、秋ノ宮地区にある旧有屋峠を屋超えてきましたが、この峠は大変厳しい峠道であったため、別の道を作ることになり、雄勝峠が作られました。それ以降何度も整備されてきました。
現在は直線の雄勝トンネルがありますが、かつては交通の難所であり、街道が谷や尾根を越え、明治以降の近代化後も現在の鉄道道路線よりかなり高いところに羽刕街道はありました。

地質の面から見ると
IMG_2365.jpg
雄勝峠周辺の地質は雄勝川層上部の角閃石や黒雲母、石英を含むデイサイト質溶結凝灰岩を主とし、凝灰岩を伴う南沢溶結凝灰岩部層です。この地層は湯ノ沢層の上位にくる新しい地層で、約2000万年前の激しい陸上火山活動で形成されました。子の火山活動は日本海の開裂に先立つ地殻変動の一端をなすものです。
地質図を見ればわかりますが、雄勝川沿いに東鳥海山断層から延びる大きな断層(南南西に伸びる)の上にあります。

次に歴史的観点から見ると、まさに羽刕街道の歴史になります。
IMG_2366.jpg

文年間ころ(1640年代)の「出羽国秋田藩六郡絵図」(上図)には、関所下院内から雄勝川左岸(西側)に沿った山腹を通る道筋が鞍部(雄勝峠)まで描かれています。上院内村から新庄藩の及位村まで弐里三拾五町五拾間と記述されています。
IMG_2367.jpg
この図は伊能忠敬の測量図、及位~院内間、享和2年(1802年)国土地理院HPより
伊能忠敬が率いる測量隊が、享和2年7月15日に新庄藩の及位村を出立し院内までを測量しました。この図には雄勝峠が記述され、測量線は「雄勝川」の西側を通ています。
雄勝峠の歴史を簡単に見てみると
1 江戸時代に羽刕街道の一部として主要な街道となる。
2 明治9年国道に指定される。三等国道
3 明治11年英国人女性旅行家イザベラバードが難儀して雄勝峠を超えている。
4 明治13年初代山形県令(三島氏)により雄勝新道(旧旧道)が作られた。道幅を広げたり、勾配を緩やかにした。
5 明治37年鉄道が雄勝峠を走るようになった。
6 昭和27年一旧国道13号線の指定を受ける。
7 昭和30年雄勝隧道(旧道)出来る。
8 昭和56年現在使用されている新雄勝トンネルが出来る。

この様に何度も整備されて現在の雄勝峠が出来上がりました。
今後は高速道路建設の予定があり、完成すれば高速道路が主要道路となるものと思います。
それではこれで終了します。
ごきげんようさようなら

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世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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