湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

鹿の屍をこえてゆけ:お米まいすたぁ

2018-03-14

どうもこんにちは。
夜型の体質、低血圧に加え「春眠暁を覚えず」で朝がちょっとだけ(いや、かなり)つらいお米まいすたぁです。

皆さんに質問です。

新しいビットマップ イメージ (3)

↑何を示しているか、わかりますか。まるで血管みたいですよね。
実は上の図、湯沢市内に張り巡らされた「道路」を図示したものです(基盤地図情報、QGISを利用)。

湯沢市は山や河川など複数あり自然豊かといえますが、その一方で無数の道路があります。
そして、いわずもがな、これら相反する事象に苛まれる野生生物(ロードキル:事故死)というのも発生します。

カモシカ、タヌキ、アナグマ、ノウサギ、キツネ等がロードキルを引き起こす最たる野生動物で、
ジオパークにすむ多様な生物の保全に取り組む私達にとり喫緊な課題にあたるわけです。

野生生物をロードキルから救うためには、どうしたらよいのか。

一つの案として、山道道路脇にロードキル用防止柵を設置すれば、多くの野生生物が救われるかもしれません。
しかし、景観は間違いなく悪くなるでしょうし、何より多大なコストがかかるため非効率であることがわかると思います。

こうした観点から、野生生物の個体数を把握し、それに応じてロードキル用防止柵を設置することが肝要と言えます。

もし、研究する時間があるのならば、湯沢市内の野生生物密度を場所ごと(メッシュごと)に明らかにできれば良いな、と考えています。
なお、カモシカ密度に関しては以下の手順で求めることが可能です(ちとおおざっぱかもしれませんが)。

①, 湯沢市複数地(例、市所有の異なる山の10地点)でベルトトランセクト(例、500㎡)を設け、区内のカモシカのため糞に (生分解性の) 不織布を敷き、詳細な場所を記録する。

②, 一定期間後(例、一週間後)にもう一度前回調査場所で調査をし、不織布上の糞粒数を測定。

③, 次式により500㎡あたりのカモシカ密度を求める。
カモシカ密度 (#/500㎡) =区内の糞粒数/6300粒 (1週間あたり1匹あたりのカモシカ糞粒数:高槻ら1981)
ただし、実際には糞虫による糞の消失があるため(安田1984)、その分の補正係数を掛けるらしい。

④, カモシカ密度測定値に対応する、土地利用形態(森の割合、田畑の割合など)や、農環研提供の土壌インベントリー
等のデータを用い、対応関係を探る(一般化線形モデルやベイズ推定など)

⑤, 4で推定された係数を元に、場所ごと(メッシュごと)にカモシカ密度推定値を求める。

⑥, 色の濃淡を利用し、湯沢市全体のカモシカ密度をメッシュごとに表現する。

調査や解析は至極単純なのですが、時間をとれるかが私にとっての大きな問題(事務作業に追われそうな気が…)。
雪が完全に溶け、かつ蚊やアブが飛ばない快適な時期(余裕もありそうな時期?)にすべての調査を終わらせたいな。

追記
先日、湿地学会オンラインファーストの掲載通知ありました、興味がある人は是非。
掲載通知と同時に審査や掲載待ちの投稿論文がなくなってしまった…
なんとも落ち着かない。新たに投稿しなくちゃだな。



翔北高校のことを「北高(きたこう)」とか「北翔(きたしょう)」とか言ってしまう(湯沢北高校のイメージが強いので)。
よくよく考えたら北小と混同するよな。思い込みミスホント怖い(((n;‘Д‘))η
プロフィール

湯沢市ジオパーク推進協議会事務局

Author:湯沢市ジオパーク推進協議会事務局
世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

御訪問ありがとうございます
カレンダー
02 | 2018/03 | 04
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
湯沢市のお天気時計
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
検索フォーム
Yahoo!ニュース
RSSリンクの表示
QRコード
QR
都道府県別アクセス数
過去1週間の状況です

ジオターゲティング