湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

乳信仰:お米まいすたぁ

2018-04-14

どうも。お米まいすたぁです。

最近、研究とか調べ事とかの時間とれていなかったのですが (専門員としてあるまじきですね…ホントすんません…)、ようやくその時間が取れたので、内容をちと紹介したいと思います。

~広沢寺の乳神大イチョウについて~

皆さんの中には広沢寺 イチョウの乳信仰について疑問を持っている方がいらっしゃるかと思います。
この信仰は湯沢特有のものなのか、また、なぜ、イチョウが乳信仰の対象になったのか…といった疑問ですね。

実はイチョウの乳信仰は湯沢に限らず、全国津々浦々存在し、イチョウが乳信仰の対象になった理由も存在します。

前近代において、母親にとり母乳がでるかどうかというのは大きな問題の一つとされていました。
乳の出は子供の健康を左右しますし、場合によっては子供の生死に関わったためです。
こうした背景から、乳の出は多くの人の関心の的で、それに関し社寺で願掛けすることは広く一般的だったんですね。

そんな中、社寺に植えられた特殊な樹種:イチョウが多くの人を惹きつけました。

イチョウを特徴づける一つ性質のとして、「担根体」というものがあります。
担根体とは簡単に言えば「樹瘤;こぶ」のことで、根でも枝葉でもない器官のことを示します(環境に応じて、根になったり、枝葉になったりする模様)
昔の人は、この樹瘤を卓越した乳と捉えたようで、これを対象として拝めば、きっと乳の出がよくなるだろう、と考えたみたいです。

また、拝むだけでなく、地方によっては煎じて飲んだり、粥に炊き込んで食べたりする風習もあったとのこと。
植物の生理現象が文化や信仰に大きな影響を及ぼすというのは、面白い話と感じました。


~古典型つつが虫病 (アカツツガムシ) について~

昔、大きな死亡要因として恐れられていた「つつが虫病」。最近はほとんど聞かなくなりましたが、未だに誰もが感染し得るらしい。
つつが虫病にかからないためにも、ツツガムシの生態について学びましょう!箇条書きで情報整理したので御覧ください(一部、ひよこ豆さんからの情報提供)。

                                                    
・つつが虫病はツツガムシに噛まれると感染する。なお、ツツガムシが媒介する細菌 (リケッチア) により引き起こされることが知られている。
・適切な処置ですぐに治る。
・フトゲツツガムシとタテツツガムシによる「新型つつが虫病」は春あるいは秋から初冬に発生し、アカツツガムシによる「古典型つつが虫病」は夏に発生する。
・アカツツガムシは乾燥に弱いため、雄物川等の河川水際土壌表面にしか生息していない。ただし、河川氾濫時はその限りではなく、分布が広範囲に渡る。田畑等にも移入する。
・S48年~H23年の感染場所および患者数は、河川85人<山林404人<田畑451人。アカツツガムシの密度の低い田畑で患者数が多かったのは、不思議ですよね。人の出入りが最も多い自然環境だから?
・堰の改築、河川改修によりアカツツガムシは激減。
・アカツツガムシの成長のためには脊椎動物の体液を吸う必要がある。主に野ネズミの体液を吸うことが知られているが、穴居性のネズミにしか寄生しない(ハタネズミの寄生率は高いが、アカネズミには寄生しない)。
                                                    
…てな感じです!

分布に関する正確なデータが欲しかったな。今度雄物川に行って調査してみようかしら。
お米まいすたぁがお送りしました~

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Author:湯沢市ジオパーク推進協議会事務局
世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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