湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

親子で火山実験

2018-10-14

ゆっこです。
先月29日に、秋田大学で「親子で火山実験 マグマを見よう! カルデラをつくろう!」が開催されました。
主催は日本火山学会です。

DSCN2374.jpg

参加者の皆様です。
この日の実験は3種類。それぞれの実験は3名の講師の先生主導で行われました。

最初に十和田湖の模型を前に、参加者の皆様へカルデラの説明です。
お話は秋田大学の林信太朗先生です。
DSCN2378.jpg
写真と違って、高低差がとてもわかりやすかったです。
十和田カルデラには大きく2つのカルデラが隠れています。
林先生の問いかけに、元気に答える子供たち。

カルデラについて軽く知った後は、早速実験です。
最初の実験は林先生主導のもと、「カルデラをつくろう」実験です。
この日のカルデラはココアパウダーとコンデンスミルクで行います。
林先生のお手本を見て
DSCN2381.jpg

子供たちが実際に準備を行います。
食べられる材料で危なくないので、子供たちでの作業も安心です。
DSCN2385.jpg
中にコンデンスミルクをたっぷり入れたシリコンカップを仕込み、ココアパウダーとふんわりと振りかけたら準備完了です。

DSCN2389.jpg
カルデラ形成開始。
皆一生懸命観察しています。

実験の結果形成されたココアカルデラがこちら。
DSCN2392.jpg
ちょっと見にくいですが、ポッコリと凹んでいます。

実験がひと段落したら、日本各地のカルデラをご紹介。
DSCN2396.jpg
福井大学の三好先生から熊本県の阿蘇のカルデラ、箱根ジオミュージアムの山口先生から神奈川県の箱根のカルデラの説明、北翔大学の横山先生から北海道の洞爺湖のカルデラ、そして林先生から秋田県の十和田湖のカルデラについて説明がありました。
九州から北海道まで、水が溜まっていいないカルデラからたまっているカルデラまで、幅広いご紹介がされていました。

お話を聞いた後は、外に出て次の実験です。
次の実験は福井大学の三好雅也先生主導のもと、「マグマをつくろう」実験です。
DSCN2402.jpg
こちらの実験は、何かを代用した実験ではなく、本物のマグマを作ってみようという実験です。

こちらは火傷などの心配もあるので、三好先生たちが実験するのを観察します。
マグマを作るのでとても高温の状態にしますが、先生たちの注意をよく聞いておけば大丈夫。
DSCN2411.jpg
七輪を2つ重ねたスーパー七輪で実験です。
大きな炎が上がっています。
炎の中にある容器には、砂と砂を溶けやすくするための薬品が入っています。

三好先生とクイズをしながら10分程待っていると
DSCN2418.jpg
融けてきたようです。

出来たマグマを砂の山に流して、マグマがどんな風に流れていくのかを観察します。
DSCN2422.jpg
とろりとろりと流れていきます。

DSCN2425.jpg
一番下には水を準備。
ジュワーと音がします。

水で急に冷やされて固まったマグマがこちら。
DSCN2428.jpg
なんだかボコボコしています。
そして色は真っ黒。黒曜石みたいになっていますね。
まだ熱いから触れないですが、観察できました。

さて、流し終えたらもう一度実験するために、マグマを作ります。
次にマグマができたらさっき流したものと同じものに流すのですが、その時にどこを流れるのか、参加者の方々に予想してもらいます。
DSCN2432.jpg
ここを流れるはず!と思った場所に、それおれつまようじとシールで作った旗を立てていきます。
正解した人の旗は燃えるという仕組みです。

さて第二弾を流してみます。
DSCN2433.jpg

どこを流れるかな。
DSCN2436.jpg
おおー、燃えている。
低いところ、流れやすいところを流れていくマグマ。
少しの地形の違いで、流れる場所が変わるんですね。

マグマ実験が合わると、また室内に戻ります。
次の実験は北翔大学の横山光先生主導で「薄型水槽で火砕流実験」です。

最初に横山先生から火砕流について説明があります。
先ほど行ったマグマ実験、マグマが地表に出ると溶岩と呼ばれますが、火山噴火で流れる溶岩はそれ程速度が速くないため、落ち着いて頑張って逃げられる可能性があるそうです。
ただし、火砕流になると話が違ってきます。
火砕流とは、火山噴火で噴出した細かい岩石の粉(火山灰)や、噴火の衝撃で巻き上げられた岩石、流れる途中で流れに巻き込まれた岩石など、様々なものを含んでる流れのことです。
温度はかなり熱いため、巻き込まれたらひとたまりもありません。
しかも速度は自動車並みに早いため、走って逃げることも難しい。
大事なのは、火砕流が時分の所へ来る前に予測して逃げておくこと、だそうです。

お話が終わったや、早速実験の準備です。
DSCN2451.jpg
準備するのは子供たちです。
さすが薄型水槽。薄い。
この日は火山噴火で火山灰などが空高くに舞い上がる「噴煙」と呼ばれる現象と、火山灰などが斜面を勢いよく流れ下る「火砕流」
をそれぞれ異なる入浴剤を使って実験します。
入浴剤の量を慎重に測りながら、準備をします。

準備が出来たら早速実験です。まずは噴煙の実験。
DSCN2453.jpg
もこもこもこーと上がっていきます。

そして次は火砕流の実験。
DSCN2465.jpg
私のカメラワークが少し微妙ですが、山を流れ下っているのが見えるでしょうか。

全ての実験が終わったら、磐梯山火山博物館の佐藤公先生より、日本各地の火山博物館についてご紹介。
DSCN2468.jpg

最後は質問の時間もあり、とても充実した内容でした。
DSCN2469.jpg

地球の現象の多くは、実際に体験することが難しいです。
そのため、こういった実験をして、疑似的に体験することは物事を理解するうえで本当に有効だと思います。

ちなみに、大変ありがたいことに薄型水槽をゆざわジオパークへ一つ頂くことが出来ました。
ありがとうございます。
今度、ゆざわジオパークでもやってみたいと思います。
プロフィール

湯沢市ジオパーク推進協議会事務局

Author:湯沢市ジオパーク推進協議会事務局
世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

御訪問ありがとうございます
カレンダー
09 | 2018/10 | 11
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
湯沢市のお天気時計
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
検索フォーム
Yahoo!ニュース
RSSリンクの表示
QRコード
QR
都道府県別アクセス数
過去1週間の状況です

ジオターゲティング