湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

ばっけ、ツーリズムなどなど

2019-03-02

ばっけ(フキ)を取り巻く環境についていろいろ調べている、なぎはるです。
先日読んだとあるフキバッタの文献 (Kawakami et al., 2010 : open access) を見て鼓舞されています。

↓どんなものかと言いますと…↓
ヤマトフキバッタの尾角には地理的クライン(地理的に連続的に変化している様子)が見られ、
基本的には直線型なのだけど一部地域(近畿地方)で特にひしゃげているらしい。
んで、なんでひしゃげているか調べてみると、近畿地方にはキンキフキバッタという同属近縁種がいるんですね。
これと同所的に生息しているヤマトフキバッタはキンキフキバッタと交尾しないのに対し、異所的に生息しているヤマトフキバッタはキンキフキバッタと交尾するらしい(そしてヤマトフキバッタの適応度低下ももたらす)。
つまり、尾角の形状が生殖隔離に多大な影響をもたらしており、近畿地方におけるヤマトフキバッタは特定の形状尾角でなければ生き残れないとのことです。

現在、この文献を書かれた川上靖さんは鳥取県立博物館の学芸員として働いているようですね。
山陰海岸ジオパークは専門員・学芸員が多くていいなあ。ホントーーーーーに羨ましい(´Д`)



話は変わり…前回のブログにて、ツーリズム活動多少おろそかになっても…てな弱気を吐きましたが、
可能ならばうまいこと実施していきたいと考えていて、いろいろなやり方を模索している最中です
(経済活性化は湯沢市にとっての課題であり、資金源ですからね)。

いろいろ調べる中でわかったこととしては「ネガティブな現象をいかに克服できるか」がツーリズム活動のポイントらしいですね。
例えば…
・奄美大島におけるカヌーツアーで、コイ捕りが外来種管理の一面を持つことを伝えると、コイ捕りイベントへの支払意欲額が向上するらしい。
・雪は厄介者とされているが、地吹雪ツアーや雪下ろしツアーは観光まちづくりや地域づくりで成功を収めているらしい。
・ニュージーランド、オーストラリアの土ボタル(ハエの幼虫)の観察は世界規模で人気。


ゆざわの場合には、(嫌われ者の)昆虫を含む生き物全般がツーリズム活動の促進につながるのではないかと考えています。
例えば…
・川原毛地獄でエゾハルゼミの鳴き声を楽しむ、大湯滝までの散策路で抜け殻探し。
・大湯温泉でコオロギ、キリギリスの鳴き声を楽しむ。
・(三関)風穴を見ながらカイコとのかかわりについて説明。カイコの観察(駒ヶ根シルクミュージアムでカイコ見ましたが、食べる音は衝撃的でしたよ^^;)
・院内採石場跡にて空舞うトンボの観察。
車窓からドライアイスを投げてツナギアブの観察。人によってはトラウマになるかな笑
・底生生物のほとんどいない湯ノ又沢散策路でリバーウォークしながら生物探し。生物のいない理由を考える(デトリタス、礫の少なさ)。

また、嫌われ者とは言い難いですが…
・大湯温泉のミズスギ群落の観察 (温度と被覆面積がきれいに対応してます)。
・山谷のホタル観賞(清らかな水がカワニナを生息させ、ホタルに餌を提供してます)。
・足湯に浸かりながら川原の湯っこのカジカガエルの鳴き声を楽しむ。

などなど。。。どれも妄想の類のツーリズムですが、季節ごとの趣きを感じ取れるし、ジオストーリーに関連付けられることは面白いかなと思います。

ツーリズムの内容も周知の方法もどんどんと掘り下げて考えていく必要がありますね^^;
是非、皆さんご一緒にアイデアを出し合って良いものを作っていきましょうヽ(゚∀゚)ノ ☆

追記
外来種は強いという言い方は不適切ですので、詳しいこと知りたければ
事務局に来てくださいね!(*´∀`*)
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湯沢市ジオパーク推進協議会事務局

Author:湯沢市ジオパーク推進協議会事務局
世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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