湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

マイクロプラスチックって知っていますか?

2019-05-29


皆さん、こんにちは。
イトケンです。

環境問題と聞くと、どんなことを皆さんはイメージしますか?

なんだか普段の生活から遠い問題、自分たちにはあまり関係ないなーとか思いませんか。
少なくとも自分はそんな風に思っていたこともあります(汗)。

今日はジオパークにかかわる人間として、秋田の地方から考えることができる環境問題を一つ取り上げたいと思います。

それはマイクロプラスチック。
5mm以下のプラスチックの破片です。

当たり前のように日々の生活で使っているプラスチック。
コンビニなどのお店でもらうこともありますし、身の回りにあるほとんどのものにプラスチックが使われています。
(※ここでいう「プラスチック」は様々な種類の合成樹脂の総称として使っています。)

軽くて丈夫で便利なプラスチック。
これがいま、大きな環境問題となっていることを皆さんご存知でしょうか。

プラスチックは確かに丈夫ですが、長期間にわたり太陽光や風雨を受け続けると劣化し、より小さなものへと分解します。
分解するという言葉からはまさに跡形も無くなるようなイメージがありますが、実際はそうではありません。

より小さくなったプラスチックの破片は海の中や土の中、そして私たちが吸っている空気の中を移動し、
完全に分解されるまで数十年から場合によっては数百年にわたって残り続けます

しかも、単に残るだけではなく有害な物質をくっつけやすい性質があるため、体内に取り込むと悪影響がでるのではないかと
考えられています。しかし、はっきりと人体に影響を与えると確認されてはおらず、今後の研究が求められています。

そんなマイクロプラスチックが近年、私たちの想像をはるかに超えて地球環境中に広がっていることがわかってきました。
水深5000メートルの深海や魚、貝、海鳥などの体内からも見つかっています。

また、一見すると美しい自然環境のままである場所からも見つかったと報告がありました。

フランスとスペインの間にあるピレネー山脈の麓にある気象観測所で5か月間の調査を行ったところ、
平均すると1日に1平方メートルあたり(だいたい半畳くらい)に約360個もマイクロプラスチックが見つかったそうです。

この気象観測所は25キロメートルほど離れたところに、およそ1万人が住む町はありますが、
基本的には人里から離れた手付かずの自然が残っていると誰もが考えそうな場所でしょう。

そんな場所でマイクロプラスチックが見つかった。
では、湯沢はどうでしょうか。

念のため書いておくと、現時点で湯沢市の湧水や土中からマイクロプラスチックが見つかったという報告はありません。
しかし、人口およそ4.5万人が住む湯沢に「絶対にない」保証もありません。

今日ご紹介した報告はまだまだ研究中ですので、もっと正確なことが分かるためにはより多くの研究者がかかわる必要があります。そのため詳細が分かるまでは、まだまだ時間がかかるとは思いますが、少なくとも私たちの想像を超えてマイクロプラスチックが世界中に広がっていることだけは疑う余地はなく、何かしらの対策をする必要があるでしょう。

この問題に特効薬はおそらくありません。いわゆる3R(Reduce, Reuse, Recycle)、ゴミを減らし、再利用し、再生産する。
基本的ですが、こうした行動をすることが湯沢の環境を守り、ひいては地球環境を守ることに繋がるのではないかと思います。

個人的には、移住してきて最初に感動した湯沢の「水」。
これが後世まできれいでおいしい水のままでいられるように、なるべくゴミを出さないようにしていきたいと思います。

どうか末永く汚染されませんように・・・。

イトケン

プロフィール

湯沢市ジオパーク推進協議会事務局

Author:湯沢市ジオパーク推進協議会事務局
世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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