ゆざわの特定外来生物(なぎはる)
2019-08-02
どうも、なぎはるです。
みなさんは以下の花、ご存知でしょうか?

オオクチバス同様、特定外来生物に指定されている「オオハンゴウソウ」という植物です。
この植物は北米原産の寒さに強い宿根性植物で、種子や植物根により繁殖することが知られています。
また、草丈が高いことに加え、目立つ舌状花をつけるので、里山景観に悪影響を及ぼすと全国的に懸念されています。
湯沢市街地で多く見かけるので、湯沢市全体ではどのような分布を示すのか?
気になって湯沢市内を巡回し調査してみました。
…結論を言いますと、最も多いところは「果樹園」の周辺でした(次いで、院内駅周辺とサイロ…ですね)。
おそらくかつて使われた海外産の有機質肥料(綿屑?油粕?未熟堆肥?)の中にオオハンゴンソウの種子が混ざっていて、ゆざわへの侵入を許してしまったのだと推測されました。
また、観光栗園に隣接する鉦打沢川に沿って、生息分布していることも明らかになりました。
山谷トンネルより東ではほとんど分布していないことからもわかるとおり、オオハンゴウソウの種子や植物残渣は車のタイヤを介して広がるのではなく、川の力で広がっていると推察されます。
以上から湯沢市街地でオオハンゴウソウが多く見られるのは、湯沢市街地が鉦打沢川の扇状地にあたるためで、
観光栗園由来のオオハンゴンソウが市街地に入っていると考えられました。
大地と生物との関係性を、一つ明らかにできてよかったぜ( ´ ▽ ` )ノ
保全活動で役立てることができたらいいなと思います。
↓本日の写真、なぎはるでした。
みなさんは以下の花、ご存知でしょうか?

オオクチバス同様、特定外来生物に指定されている「オオハンゴウソウ」という植物です。
この植物は北米原産の寒さに強い宿根性植物で、種子や植物根により繁殖することが知られています。
また、草丈が高いことに加え、目立つ舌状花をつけるので、里山景観に悪影響を及ぼすと全国的に懸念されています。
湯沢市街地で多く見かけるので、湯沢市全体ではどのような分布を示すのか?
気になって湯沢市内を巡回し調査してみました。
…結論を言いますと、最も多いところは「果樹園」の周辺でした(次いで、院内駅周辺とサイロ…ですね)。
おそらくかつて使われた海外産の有機質肥料(綿屑?油粕?未熟堆肥?)の中にオオハンゴンソウの種子が混ざっていて、ゆざわへの侵入を許してしまったのだと推測されました。
また、観光栗園に隣接する鉦打沢川に沿って、生息分布していることも明らかになりました。
山谷トンネルより東ではほとんど分布していないことからもわかるとおり、オオハンゴウソウの種子や植物残渣は車のタイヤを介して広がるのではなく、川の力で広がっていると推察されます。
以上から湯沢市街地でオオハンゴウソウが多く見られるのは、湯沢市街地が鉦打沢川の扇状地にあたるためで、
観光栗園由来のオオハンゴンソウが市街地に入っていると考えられました。
大地と生物との関係性を、一つ明らかにできてよかったぜ( ´ ▽ ` )ノ
保全活動で役立てることができたらいいなと思います。
↓本日の写真、なぎはるでした。