唐花草
2019-10-26
皆さん、こんにちは。
イトケンです。
先日行ったガイド養成講座の下見をしていた際に、
こんな植物を見かけました。

写真1:これはいったい??
下見に同行していただいた、ゆざわ学講座でも講師をお願いしている自然観察指導員の佐々木進さんによると、
これは「カラハナソウ(唐花草)」というそうです。
通称、和製ホップ。
そう、ホップ。
ビールの苦みや香りのもとになるあれです。
進さん曰く、「昔は高松地区の方で、これを干してからどぶろくを作ってたよ」とのこと。
このカラハナソウを酵母代わりとしてつかっていたそうです。
ひょっとしたら年配の方で、そんな光景を覚えている方がいるかもしれませんね。
今となっては、そんなどぶろく作りもあまり行われていないようですが、
カラハナソウをつかって、どぶろく作りが行われていたことは覚えていたいなと感じました。
人の記憶から失われない限りは、本当の意味で「失った」とはならないと思うので・・・。
まあ屁理屈ですが・・・(汗)。
しかし、昔の人はこの植物をつかって、発酵することによく気が付きましたね。
狙ってできることではないと思うので、偶然による発見だとは思うのですが、
単純にすごいなと感じました。
身近にあるものを、偶然により大きな利益があるものに変える。
そんなものをゆざわジオパークで生み出せたら・・・、良いですね!
イトケン