湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

お盆は過ぎましたが

2020-08-20


皆さん、こんにちは。
イトケンです。

少しネタが尽きてしまい、ブログを書くのが難しくなってきました・・・。
でも、何とか思いつく限りでブログを書きますので、引き続きよろしくお願いします。

さて、お盆はすでに過ぎてしまいましたが、お盆に絡めて今日は「墓石」に注目してみたいと思います。

秋田に来てすぐの頃、お墓を見て感じたことがあります。

な、なにかいる!





ではなくて、何だかお墓が暗く感じる・・・。


いやいや、超常現象的な話ではなくて、本当にそう思いました。
そして、すぐに理由がわかります。




お墓が黒い!!



そうお墓が黒いのです。

photo200819_01.jpg
写真1:湯沢にあるお墓の例。全体的に黒目のお墓が多いですね(画像の一部を加工しています)。


たぶん地元の人からすれば、そんなの当たり前だと言われると思うのですが、
千葉生まれの自分からすると、あまり見慣れない光景です。

なぜなら、実家の近くにあるお墓はこんな感じだからです。

photo200819_02.jpg
写真2:実家近くのお墓の様子。



どうでしょうか。湯沢のお墓より白っぽく感じませんか??
そう、個人的な違和感は「墓石の色」にあったのです。


墓石として使われる石材として有名なものに「御影石」があります。
岩石的には花崗岩と呼ばれ、神戸市東灘区にある御影地区で採石されていたことに由来します。


一般的に関東から西側では白っぽい墓石が多いようです。
上記の御影地区だけではなく、広島や岡山でも広く花崗岩が取れるので石材として利用しやすい環境だったことが
白っぽい墓石が多くなった理由かもしれません。

一方、関東より北では黒っぽい墓石が多くなるようです。

この黒っぽい石は「黒御影石」と呼ばれています。
岩石としては主に斑レイ岩や閃緑岩(せんりょくがん)のことで、鉄やマグネシウムを多く含むため黒っぽく見えます。

御影石(花崗岩)と黒御影石(斑レイ岩や閃緑岩)は、色の違いはあれど、
どちらも地下深いところでゆっくりと冷えて固まった「深成岩」に区分されます。

昔、教科書でこんな表を見たことはないでしょうか。

table200819_01.jpg
表1:火成岩の分類。墓石で使われているのは、それぞれ円で囲んだあたりの岩石でしょうか。あくまで私の予想ですが・・・。



表の右に進めば進むほど、岩石中にシリカ(二酸化ケイ素、SiO2)の含有量が増えますが、
鉄やマグネシウムの量は減っていき、その岩石は白っぽくなります。

反対に表の左に進むと、シリカ量は少なくなり、鉄とマグネシム量が増えていくので
その岩石は黒っぽくなります。

ちなみに花崗岩たちの上に書いてある玄武岩、安山岩、デイサイト、流紋岩の4つの岩石は
「火山岩」と呼ばれ、地上付近で急速に冷えた固まったものです。
この火山岩もシリカ量や鉄とマグネシム量により区分されています。

とまあ、墓石も岩石的な視点で見ると違いがあることがわかっていただけたかと思いますが、
なぜ湯沢・秋田で黒っぽい墓石が多いのかはわかりません。

黒っぽい石が近くで取れやすかったというのが理由として挙げられますが、
湯沢の場合は、そんなに黒っぽい石(つまり斑レイ岩や閃緑岩)が多いわけでもありません。

むしろ神室山付近の花崗岩(御影石に近い)のほうが取りやすかったと思うのですが・・・。

地元に人に聞くと、「黒の方が高そうに(高級に)見える」と言われました。
・・・好みの問題ですかね??

どなたか理由をご存知でしたら、ぜひ教えてくださいね。

ではでは。

イトケン
プロフィール

湯沢市ジオパーク推進協議会事務局

Author:湯沢市ジオパーク推進協議会事務局
世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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