湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

今日は「防災の日」!

2020-09-01



皆さん、こんにちは。
イトケンです。

新型コロナウイルスと熱中症、両方への心配のある夏でしたが、
皆さんは体調を崩されていないでしょうか。

先週は、秋田とは言え、すさまじい暑さでした・・・。
エアコンをガンガン使って、何とかしのぎましたが・・・。

さて、今日は「防災の日」ということで、
湯沢市内で見つけた石碑について、ご紹介したいと思います。

それはこちら。

photo200901_01.jpg
写真1:貝沼に関する出来事と、当時の人々の思いが彫り込まれています。

この石碑は湯沢市皆瀬地区にある「大山神社」にあるものです。
近くにはジオサイトの1つである「貝沼」があり、この石碑も貝沼について書かれています。

解釈として少し間違っているかもしれませんが、書かれている概要は以下のようになります。

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①それまで大きな問題もなく灌漑用に使っていた貝沼が大正2年(1913年)に大雨による増水のため水門が破壊され、
 家屋や田畑が浸水し、甚大な被害となった。

②地元の地主さんなどが修理をするために何とかお金を工面し、貝沼の修繕工事を行った。

③ただ、貝沼があることで集落の人々は生活をすることができた。つまり、今後の集落が盛んになるのか、
 衰退するのかは貝沼の維持が良いか悪いかで決まる。そのため、そのことをしっかりと後世に伝えるため石碑を作った。
--------------------------

少し意訳も入っていますが、大きくは間違っていないと思います。

大雨が降ることで沼が氾濫し、家屋や田畑に影響を与えてしまうというのは、
全国各地に同じような言い伝えや石碑があるかと思います。

今日は防災の日ということで、身近な場所に潜む「危険性(リスク)」を再確認するのに
良い日だと思いますが、個人的に貝沼の石碑で驚いたのは、

リスクを許容している

と感じたことです。

当時の貝沼周辺の人々は、この貝沼の水を使って田畑を耕し、また日々の生活をしていたのだと思います。
その貝沼が大雨によって氾濫をしてしまった・・・。

この場合、一般的には死傷者の数や浸水した面積などを記載する物ですが、この石碑には一切でてきません。
実際に亡くなった人がいなかったのかもしれませんが、あくまで貝沼に感謝し、その維持管理を後世に伝えるという
ある意味すごく不思議な内容の石碑になっています。

リスクが存在すると分かったうえで、維持管理しながら生活をする。

いまの私たちに必要なことは、リスクが「ある」か「ない」かという単純な2択ではなく、
身の回りにあるリスクを知ったうえで、「そのリスクとどうやって共存していくか」を考えていくことなのではないでしょうか。

そんなことを100年以上前の石碑を見て感じました。

皆さんはどう思いますか??

イトケン
プロフィール

湯沢市ジオパーク推進協議会事務局

Author:湯沢市ジオパーク推進協議会事務局
世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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