湯沢市ジオパーク推進協議会は、秋田県湯沢市の「世界ジオパーク」認定登録に向けて、日々奮戦中です。
ゆざわジオパークのいろいろな情報や事務局の日々の感想をつづるブログです。

不動滝の形成

2012-05-02

こんにちは

良い天気が続いていましたが、明日からは崩れるそうですね

せっかく咲いた桜ですが、大分散ってしまうでしょうか

今日は仕事の帰りに見納めに行こうかなぁ

さて、ゴールデンウィーク真っ只中 ということで、
今日は湯沢市を代表する観光地・小安峡大噴湯から、不動滝を紹介します

このブログにも何度か登場していますが、今日はその形成についてお話ししたいと思います

不動滝は、小安峡総合案内施設のすぐ裏側にあります

川底に虎毛山層の大湯溶結凝灰岩が分布し、
それを覆って三途川層の砂岩・泥岩凝灰岩互層が広く分布しています

8kmにも及ぶ小安峡の大渓谷は、周辺の三途川層を皆瀬川が深く削り取ってできたものですが、
この不動滝を境に地形的に異なった特徴が見られます

不動滝より下流では断崖絶壁のV字谷ですが、
上流側では深いV字谷となっていないのです

不動滝下流側のV字谷
不動滝下流側のV字谷

不動滝上流
不動滝上流(深いV字谷にはなっていない)

この地形の違いは、不動滝周辺の地質の変化と関係があります
 
3万~1万年前、不動滝より上流部の三途川層や虎毛山層は、温泉作用によって硬く変質しました

温泉水が岩石の割れ目に入り込み、温度の低下と共に温泉成分(シリカなど)が沈殿して
硬くなったのだと考えられています

また、不動滝周辺では、三途川層の上を礫岩層(河岸段丘礫層)が覆っていますが、
この礫岩層も同様に温泉変質作用を受けて硬くなっています

不動滝周辺が変質作用を受けたのが3~1万年前なのに対して、
皆瀬川による浸食作用が盛んになったのは約7万~1万年前のウルム氷河期です
(氷河期には海水面が下がるため、河川の浸食作用が盛んになります)

浸食は長い年月をかけて下流から上流に向かって進行するため、
小安峡渓谷に浸食作用が及んだ時には、
不動滝周辺の地層はすでに温泉作用によって硬くなっており、
河川による下刻作用を受けなかったと推測されます

不動滝では、温泉変質により硬くなった三途川層の露頭がよく観察できます

不動滝の三途川層露頭
温泉変質で硬くなった三途川層露頭

4連休の後半は天気も持ち直すという予報ですので、行ったことのない方はぜひ

近くで見ると本当に迫力がありますよ~

いらっしゃるときは、歩きやすく滑りにくい靴をお勧めします

湯沢市ジオパーク推進協議会事務局のトビウオがお伝えしました

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世界ジオパーク認定登録を目指して日々活動している「湯沢市ジオパーク推進協議会」事務局です。

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