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Category事務局のつぶやき
 ここ数日の大寒波で、真冬に逆戻りした湯沢市ですが、今日は、いくぶん寒さがやわらいだようです。先ほど、外に出ると、だいぶ雪が融けて、道路も見えていました。
 間もなく3月ですから、もう雪には、そろそろご遠慮願いたいですね。
 ゆざわジオパークを覆っている雪が融ければ、現地に出かけて行って、いろいろなこと(ツアーやフィールドワークなど)ができるようになり、湯沢市ジオパーク推進協議会の活動も活発になると思います。
 冬の間ですが、他のメンバーも書いているように、案内書やマップなどの作成を行なっています。

 さて、本日の話題ですが、私、赤い彗星は、常々、「どのようにしたら湯沢市民が、いや、日本中の人がジオパークに関心を持ってくれるか?」ということを考えています。常々というのは、オーバーですが(笑)
 広報ゆざわに毎月1ページ記事を書いたり、ブログで毎日情報発信しているのも、情報を出し続ければ、徐々にでも湯沢市民の話題に上がるだろうという考えからです。
 そんなとき、この本が目に留まり、購入しました。

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 本田哲也さんが書いた「新版 戦略PR」です。
 この本を買ったのは、以前から個人的に広報や宣伝に興味があったというのも理由の一つですが、ジオパークを広めるためのヒントになるかもと思ったからです。
 当たり前ですが、仕事中は読んでませんよ。休み時間や家で読みました。

 この本を読んで、なるほどと思うことが多々ありました。
 現在は、情報社会という言葉があるように、情報が氾濫しています。1人の人間が処理できる何倍もの情報が日々、流れています。この本によれば、30年前と比較し600倍以上もの情報が流れているそうです。

 そんな莫大な数の情報の中から「ジオパーク」というものに興味を引き付けることの難しさは、言わずもがな。しかも、その流れている情報の質も上がっているので、情報の受け手側も見る目が厳しくなっているそうです。これは自分自身に当てはめても、納得です。情報は、「量のハードル」と「質のハードル」を超えて、初めて人に伝わり関心を持ってもらえるということです。なので、単発の広告をうっても、関心を持ってもらう確率は低いということです。

 そんな状況の中、どうやって「ジオパーク」に関心を持ってもらうか?それは、「空気」を作ること。「空気=多くの人が暗黙のうちに共有している情報や意識の集合体」だそうです。この本の中では、「空気」を「カジュアル世論」と言っています。
 カジュアル世論により、人々に、新たなトレンドや新たな価値観、新たな問題を気付かせ、その中心やシンボル、解決策として、「ジオパーク」を提案すれば、人々が、もっと受け入れやすくなるということだそうです。

 ということで、「ジオパーク」を売るためのカジュアル世論作りを今後の課題というか目標にして、日々の業務にあたりたいと思っている赤い彗星が、今日の担当でした。
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