怪蟲“毛壁虱”、湯澤ニテ出現ス!
みなさま、こんにちは。 湯沢市ジオパーク推進協議会事務局のミレーです。 最近、“ダニ”がどうしたこうした……なんて話をよく聞きませんか? 以下、厚生労働省から発表された文書の抜粋です。 病原微生物検出情報(IASR)速報 国内で初めて診断された重症熱性血小板減少症候群患者 重症熱性血小板減少症候群(severe fever with thrombocytopenia syndrome, SFTS)はブニヤウイルス科フレボウイルス属に分類され...
菅江真澄と歩く⑮ 「かくて、生れる」 【完】
みなさま、こんにちは。 湯沢市ジオパーク推進協議会事務局のミレーです。 五ヵ月間にわたった本企画もこれにて最後です。また結構な分量ですが、どうかお付き合いください。 さて、『小野のふるさと』から30年、『雪の出羽路』において、菅江真澄は小野小町伝説とどのように決着をつけたのでしょうか。 『雪の出羽路』からは、彼が集積し研究した大量の文書の存在がうかがえます。おそらく当時の出版事情が許す限り、小野小...
菅江真澄と歩く⑭ 「美の滴る郷」
みなさま、こんにちは。 湯沢市ジオパーク推進協議会事務局のミレーです。 この企画も残すところあと2回です。 今回は若かりし日の菅江真澄(31歳)が、当時の小野で体験した「小野小町ジオツアー」のなかで書き記した文章から、小町本人がどのような人となりであったかを考えてみます。 後に書かれる「雪の出羽路」が地誌の体裁になるのに対し、若き日の「小野のふるさと」はまさしく紀行文の体裁で、小野小町という伝説に...
菅江真澄と歩く⑬ 「きよらなる伝説」
みなさま、こんにちは。 湯沢市ジオパーク推進協議会事務局のミレーです。 「菅江真澄と歩く」シリーズ第13回、いよいよ「小野小町」の登場です。 と、いいつつ今回はちょっとした紹介編です。残る2回で、小野小町本人にまつわる伝説と、当地における小野小町伝説について菅江真澄がどのように思ったのかを紹介して、この企画の終点とします。 それでは、「雪の出羽路」より、まずはこの文章から見ていきましょう。 今回の...
菅江真澄と歩く⑫ 「幻の湯から未踏を望む」
みなさま、こんにちは。 湯沢市ジオパーク推進協議会事務局のミレーです。 今回はジオサイト「高松(三途川・川原毛)」「小安」「奥小安」の狭間の空白地帯から、かつて在り今はなき幻の温泉をご紹介します。 その温泉とミレーが出会ったのは例によって菅江真澄の絵図集「勝地臨毫」でした。小安・奥小安一帯を描いた巻の中で、大噴湯に勝るとも劣らない圧倒的存在感を放っていた絵がありました。 それが、こちらです。 (...