ジオサイトの解説板、更新中
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皆さん、こんにちは。
イトケンです。
ブログの更新がすっかり途絶えてしまって申し訳ないです。
今年は4年に一度あるジオパークの再認定審査があります。
いまは現地審査の準備を進めているところで、事務局はドタバタ。
そんなドタバタの真っただ中ですが、その中でも変わったことを今日は報告したいと思います。
それは、ジオサイトにある解説板の更新です。
すでに一部ですが、解説板の内容を変更しています。
例えばこちら。

写真1:小安峡大噴湯の解説板ビフォー。

写真2:小安峡大噴湯の解説板アフター。
ビフォーとアフターでの違いはお分かりいただけるでしょうか。
今回の更新では各ジオサイトで「地質」、「生態」、「文化」の3つの特徴をあげて、
その特徴同士の関係がわかるように注意して製作しました。
今までの解説板でも、その関係がわかるような文章でしたが、単に説明文が書いてあるだけで、
少しわかりにくかったように思います。
そのため、今回からは特徴ごとに「テーマ色」を決め、解説板の「レイアウト」もすべて統一し、
見ている人が、どの解説板を見ても同じ流れで各ジオサイトの説明を読むことができます。
また地質的な説明に偏りがちなので、生態的な部分と人との関わり(文化)も必ず入れるようにしました。
もう一つ、更新したものをお見せします。

写真3:河岸段丘ビフォー。

写真4:河岸段丘アフター。名称もちょっと変更しています。
お気づきになった方もいらっしゃると思いますが、以前の解説板では英語が書かれていましたが、
今回の解説板では英語がありません。
「インバウンド、どうすんねん!!」と言われそうですが、その対策として「二次元バーコード」を利用しています。
解説板の左下にある二次元コードを携帯やスマートフォンを使って読み取ると・・・。

写真5:スマートフォンを使って、二次元バーコード(大噴湯のもの)を読み込んだ画面の様子。
英語が表示されます。
非常に短い文章ではありますが、各解説板の内容を英訳して読めるようにしました。
二次元バーコードを読み取るアプリを携帯やスマートフォン、タブレットにインストールされていれば、
外国人観光客であっても解説板の内容を知ることができます。
ちなみに、この英訳された文章を読む際には携帯電波を利用しないので、お金がかかることはありませんし、
電波の届かない場所の解説板でも利用することができます。
外国人観光客の方々には面倒な部分があるかもしれませんが、今後利用状況を調査した上で、
多言語化を進めていこうかと考えています。
9月24日現在で、9カ所の解説板を変更しています。
順次変更していきますので、ぜひ新しい解説板を探して読んでみてくださいね!
イトケン